From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

少し前ですが、フィリピンに行った際に

知人とカジノの行きました。

あまりギャンブルに興味はありませんでしたが

日本ではできないので、せっかくだからと

いった気持ちで行ってまいりました。

その知人は前日も行ったようで

昨日の負けを取り戻すんだと意気込んでました。

カジノに着いて、ペソをチップに交換しました。

向かった先は、知人の彼が大好きなブラックジャック。

私も詳しくはないですが、ルールくらいは知っています。

まずは、雰囲気に慣れるために、彼の後ろで見ていました。

彼は、先日負けてる分もあって気合十分です。

ゲームは淡々と進んでいきます。

親が勝って、そしてプレーヤーが勝って、

ほぼ一進一退の展開。

彼は昨日の負けてることもあって、すごく

真剣に次のカードを考えて、考えて、読んで

もらうかストップかの判断をしていました。

カードをもう一枚か…それとも、ストップか…

その彼のプレイする模様を後ろから見ていて

ふと思ったのですが…

「う~~ん、この彼、このやり方では勝てない」

かもって、思ってしまったんですね。

はてさて、その理由とは…


それは、判断に一貫性がなかったからです。


ブラックジャックのルールについておさらいです。

親とブレーヤーのどちらのカードの合計点が

21に近いか、近いほうが勝ち。

同点の場合は親の勝ちとなります。

実は私、昔、サイパンでもブラックジャックを

やったことがあって、その時負けたので

その後、すごく勉強した経験があるんですね。

その勉強した結果なんですが、ブラックジャックの

勝ち方はすごく簡単で、

・カードの合計点が17以上ならストップ

・カードの合計点が17未満ならもう一枚

たったこれだけのルールを貫く!なんです。

このルールを貫けば、一方的に負けることはないのです。

つまり、キーワードは「一貫性」なんです。

このルールを貫けば、大数の法則の原理の元

最終的には勝てるようになっているんです。

もちろん、連勝連敗はあるので、連敗が続いて

チップがなくなったら終わりですけどね。

ところで、そのやる気満々の彼はどうしてたかというと

どうしても、これまでのカードの流れや

残りのカードを読んでしまったり、

もしくは、確率の低い方だけど、そろそろ

次回にはラッキーがくるのでは…運的な


『勘』を最優先してしまっていたのです。


こういった勘を頼りにするのは、

勝負師にはよくあり、ドラマでもよくあります。

しかし、結果的にどうなるかというと

ドラマチックに大勝もたまにはありますが、

ならしてみると、トントンか、有利な立場の

親の方が勝ちます。

ベットするチップも一定額で、シンプルに

17以上はストップ、未満はもう一枚と

やっていれば、チップは増えていくんですよね。

もちろん、面白みは半減しますけどね…。

まあ、ギャンブルに興奮を求めるのか、それとも

勝利を求めるのか、人によってそれぞれですが

勝ちたいのであれば、後者の作戦をとるべきです。

これは株でも同じことです。

株はギャンブルではありませんが、うまくいこともあれば

残念ながらうまくいかないこともあります。

勝ったり、負けたりしますが、それでも気にせずに

条件が揃ったらエントリー、外れたらロスカット、

上手くいったら利益確定、とシンプルにやっていれば

自然と資産は増えていくものです。

そこに、何ならかの『勘』といった、変数を

加えてしまうと、勝利の方程式は崩れてしまいます。

過去検証などから導き出された、確率の高いルールで

あるなら、なおさら、一貫して続けていくことを

おすすめします。

淡々と、シンプルに!

さて、その彼ですが、その日はなんとか勝って終了。

昨日の負け分は取り戻してプラマイゼロ!と、

何度も自分自身を、これでよしと納得させていました。

私はどうだったかというと、ブラックジャックではなく

ルーレット初挑戦で、ビギナーズラックで

少しだけ浮いて、そこでチップに交換して終了。

ギャンブルでも株と同じく、せこい性格が出ました(笑)