株の仕組みがわかったら、次は株取引について学びましょう

さて、株式投資のことがだいぶわかっていただいたのではないでしょうか。
いろいろと専門用語もたくさんあって難しそうですが、なんでも最初は難しく思えるものです。株式投資も同じようなもので「習うより慣れろ!」みたいなところもあります。最初はびくびくして買ったいた株も、そのうちに地下鉄のチケットを買うのと同じくらい簡単に気楽にできるようになります。基本をしっかりと覚えて、あとはどんどん実践していきましょう。

それでは、株の取引を始めるにはどんな準備が必要なのかお伝えします。実に簡単なんです。

1:証券会社に口座を開設する。
2:口座に入金する。
3:注文を入れる。

とても簡単ですね!
以下はもう少し詳しくお伝えしますね。




株は株式取引所で買います。日本で一番大きな取引所は東京と大阪の取引所が合併してできた日本取引所グループです。 東京と大阪にありますが、株式投資は東京兜町にある東京証券取引所が取引量としては日本一です。略して東証(とうしょう)と呼ばれています。

この東証に行けば株が買えるわけなのですが…我々一般人が直接行っても売ってもらえません。株を売ってもらうには資格が必要なのです。その資格を持っているのが、証券会社です。ですから我々一般の個人は、株を買いたいなら証券会社にお願いして株を買って来てもらうということになります。証券会社にお願いして買って来もらうわけですから手数料を支払います。手数料は買うときだけでなく、売るときにも支払います。この手数料が証券会社によって違うので、証券会社選びは慎重にしなくてはいけません。


証券会社には対面販売型の証券会社と、ネットで注文を受け付けてくれるネット証券と2種類あります。昔は対面の証券会社だけしかなく、株をやるにはコネとお金が必要なイメージがありました。でも今日ではネット証券がどんどん増えて、多くの人たちに株式投資の門戸が開かれてきています。
対面証券とネット証券のどちらが株を始めるにあたっていいのかというと、これはもうネット証券が絶対にいいです。

理由は簡単で、手数料が格段に安いからです。

あえてこのページで比較表を載せなくても、「株式 手数料 比較」などで検索すればたくさん出てきます。検索してみればすぐにわかると思いますが、ネット証券は対面証券より手数料はぐっと安いです。半分以下、中には10分の1のネット証券もあります。株を買ってもらう作業は同じですから、どうせ同じ作業なら手数料の安いほうが絶対にいいですよね。

カブックスでは現状では手数料なども考えてライブスター証券をおすすめしています。 ライブスター証券

手数料の安さに加えて、売買注文の種類もたくさんあってとにかく便利な証券会社とお考えください。

あと証券会社の選び方のポイントですが、やはり「情報量」です。
昔の対面型証券では、付き合いの長い常連の上顧客には先によい情報を流すなんてウワサもありましたが、今では情報は平等に開かれるようになってきています。もちろん情報ですから、上流から下流に来るまでにはタイムラグが出ているかもしれませんが、均等に流れている上昇はいち早く、正確につかめるならそれに越したことはありません。

こういった切り口からいくと、おすすめのネット証券は松井証券です。
松井証券

売買ポイントを探すためのソフトの精度が高く、リアルタイムでの情報量の速さと量は他の証券会社から群を抜いています。どのネット証券もそれぞれに一長一短ではありますので、なるべくたくさんの証券会社に口座を開いて、いいとこどりで使っていくのがいいのですが、これから株を始めようという方であれば、まずはこの2社の開設をおすすめします。

プチ知識

証券会社に口座を開設するときに、一般と特定とどちらの講座を開設するかチェックするところがあります。これは迷わず特定を選択してください。株を売買して、年間で利益が20万円を超えると税務署に申告をしなければいけません。口座を一般にしてしまうと自分で申告しないといけませんが、特定口座であれば、証券会社が代わりにやってくれるので便利です。一般口座で利益が出ていたのに申告しないと、あとから税務署に怒られることがあったり、追徴課税をされることがありますので、気を付けてください。


株を買ったり売ったりするには、証券会社にお願いして取引所でお願いした注文を通してもらう必要があります。ではいつ注文したらいいのでしょうか?

株の取引、つまり取引所が動いている時間ですが、祝日を除いた平日の午前9時から午後3時と覚えてください。その間の11時半から12時半の1時間は休憩時間です。この時間内にあなたが証券会社に出した注文が、取引所に通って、注文が成立します。注文が成立することを約定(やくじょう)といいます。これも株の専門用語なので、今のうちに覚えておいてください。

「えっ!?じゃあ9時から15時は仕事だから取引できないじゃん!」

って思われる方もいるかもしれませんが、安心してください!
取引が行われている時間は9時から15時ですが、証券会社への注文は原則24時間いつでも大丈夫です。お仕事が終わって、じっくりと吟味してから注文できますし、今では通勤の電車の中からでもスマートフォンから簡単にいつでも注文が入れれるようになっています。サラリーマンやお仕事をお持ちの方でも、誰でも株式投資はできるようになっているのです。


あなたの出した注文が約定するまでの流れを知っておきましょう。
この流れをよく知らないと、同じ会社の株を高く買ってしまったりせっかく上がってきたのに、安く売ってしまうことになります。

復習ですが、「株は安く買って高く売る」でしたよね。なるべく安く、適正価格で買うのがコツということになります。株式投資の注文のやり取りは少し特別なやり取りで相対取引(あいたいとりひき)といいます。自分が買いたいと言っても、売ってくれる人がいないと売買が成立、約定しません

たとえば、、、

あなたがA社の株を500円で買いたいと注文をだしました。 ところが、取引所には600円以上じゃないと売りませんよ、という人しかいませんでした。となると、あなたの注文はそのまま放置されてしまいます。誰か500円で売ってもいいよ という人が現れない限り、あなたは500円で買うことはできません。でもどうしてもA社の株を買いたいあなたはどうするかというと、一番安く売ってもいいよと言っている人の値段との交渉になります。

売りたい人「600円なら売ってもいいよ」

あなた「そこを何とか550円でお願いします」

売りたい人「う~ん、じゃあ580円で!」

あなた「あのう、じゃあ560円ではどうでしょう?」

売りたい人「ならば、570円にしましょうか?」

あなた「・・・はい、それでお願いします」

このようなやり取りの末、あなたは570円でA社の株を買うことができました。あとはA社の株価が上がって行ったら、その値段で買ってくれる人に交渉して、なるべく高く売ればいいわけです。

お買い物の交渉ですが、買いたい方はなるべく安く売りたい方はなるべく高く売りたいものです。でも双方がお互いにわがままを言っていても話は進みませんから八百屋のおじさんとのやり取りみたいに、値段交渉するわけです。それで双方のなっとくいく値段になったら、売買成立、約定となるわけです。
これが、相対取引というものです。株の達人になりたかったら、値段交渉の達人になればいいということですね。 具体的な注文方法(交渉方法)としては、

  • 成行(なりゆき)
  • 指値(さしね)

の2種類があると覚えておいてください。
成行(なりゆき)はいくらでもいいから買いますよ、指値(さしね)は希望の値段を指定して注文する方法です。その時々の銘柄の状態などによって、うまく使い分けていくとだけ今は覚えておいてください。


自分が入れた注文はもちろんわかりますが、では他の投資家たちはいくらで売りたい、または買いたい投資家たちはいくらで注文をいれているのか知りたいですよね。
それを教えてくれるのが、板(いた)というものです。

板にはいろんな情報があり、リアルタイムだと常に動いています。

  • 銘柄コード(4桁の会社の指定されたコード この場合は9831)
  • 銘柄名  (企業の名前 この場合はヤマダ電機)
  • 市場   (東証1部など この場合は東証1部)
  • 現値   (今の株価 この場合は532円)
  • 株価のついた時間(この場合は15:00)
  • 値上がり金額(この場合は昨日より+6円)
  • 値上がり率(この場合は昨日より+1.1%)
  • 売買株数 (この場合は7,514,500株)
  • 売り注文状況(真ん中の線より上の数字郡)
  • 買い注文状況(真ん中の線より下の数字郡)

と、売買に必要なことをコンパクトにさくさん教えてくれるのが板情報です。
すべてが大事なのですが特に大事なのは以下の情報。

  • 売り注文状況(真ん中の線より上の数字郡)
  • 買い注文状況(真ん中の線より下の数字郡)

リアルタイムですと、刻々と動いて、その時々にいくらでどれくらいの数の注文が入っているのか、瞬時に見せてくれます。この板情報を見ながら、投資家たちは少しでも安く、または少しでも高くと思いをはせながら注文を入れているのです。


株を買うならなるべく安くといいと言いましたが、現実問題として、適当に注文を入れてもうまくいきません。板状況も見ながら、あわせていくつかの指標や情報と照らし合わせながら、なるべく安く《適正価格》で買うことが理想です。

実際には下記のような「株価チャート」というものも加味しながら注文を入れていきます。これをテクニカル分析といいます。はじめた株をやられるのであれば、一番わかりやすい入り口の方法という風にお考えください。

テクニカル分析の詳しいやり方についてはカブックスが全国各地で開催している体験セミナーでお伝えしております。



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