From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

先日、こんなSOSメッセージがきました。

「買った銘柄がすごく上がっています。

 もう売っちゃった方がいいでしょうか?」

チャートを見てみると、このところの相場の

上昇に乗っかって、見事なくらいに上がっています。

その日は、日経平均もさすがに調整の陰線になり

その個別銘柄も陰線になっておりました。

そして、その方のメッセージの続きに

「この銘柄、まだ上がりますか?」とありました。

利確は損切りより悩ましいもので、

どうしたらいいのかわからないお気持ちは

わかるのです、さすがにそればっかりは

わかりませんよね(笑)

相場のことは相場に聞けの諺もありますが、

その銘柄のことはその銘柄に聞くしかないです。

さて、話は元に戻りましてその方が

なぜここまで売りの判断で迷ってしまったのか…

そこには重要な計画ミスがあったのです…


エントリー時の計画があいまいだったからです。


よく入り口と出口は揃えましょうなんて

言葉もあったりしますが、

特に株の場合などは、買う時に


どれくらい持つつもりで買ったのか


ということが売りの時の判断材料になります。

例えば、スウィングのつもりで買ったのなら

陰線や5日移動平均線を割り込んだら

利益確定でいいでしょう。

しかし、長期のつもりで買ったのであれば

これは多少の下げなどで売っていては

勿体ないことになります。

損切りの判断はルールに基づいて、

サクッとできるので簡単ですが、

利確のルール作りというのは難しいもので

私もいろいろと本など読みましたが

明確に定義しているものはありませんでした。

それくらい、利確は損切りに比べて

あいまいで難しいともい言えます。

ですから、1つコツがあるとすれば、

エントリーのときに、どのつもりで入ったのか…

きちんと明確にしておくといいんですよね。

スウィングなら、スウィングルールで利確。

長期なら長期のルールで利確。

入り口と出口を間違えてしまうと

迷路に突入してしまいます。

出口の時に悩まないように、入り口の時に

腹づもりを決めておけるといいですね。

さあ今年もまだ始まったばかり!

ごいっしょにがんばりましょう(^^♪