From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

株式投資をやって17年が経とうとしています。

長いことやってるものだなと思いますし、

長く続けてこれたものだなとも思います。

元々ボラティリティーの大きな仕事ですので

普通の方々よりユニークな経験も

たくさん積ませてもらいました。

大きな損失で後頭部を殴られたようになったり、

普通ではない利益で家の中飛び回ったり、

はたまた刑事の張り込みみたいにじっと

パソコンの前でにらめっこしたりなど、

その経験や思い出はたくさんありますが、

どんな局面でも今でも気持ちをフラットに

させてくれて、落ち込みから救ってくれる

相場の格言があります。

その格言とは、、、


それはウォーレン・バフェットの格言

「ルールその1、まずは損を出さないこと。

 ルールその2、ルール1を守ること!」

このシンプルな格言です。

先日もこんなことがありました。

友人から紹介されて暗号通貨FXを始めてみました。

11月のビットコインはボラティリティーが大きく

1ビット130万くらいからいっきに200万まで

上昇していきました。

たまたまだったのかもしれませんが、

上昇の波に乗れて大きな利益がとれました。

では私がその大きな利益が取れて満足したのか

というと…


満足できませんでした。。。(^^;

私は180万くらいで利確で売ってしまって、

その後、まだまだ上がっているビットコインを

ただただ見ていただけだったからです。

「くそ!持っていたらまだ儲かった…!」

こんな初心者的な言葉が頭をよぎります。

十分すぎるくらいとれたのだからもういいだろう。

この意見は理性的な第三者的な意見であって

当の本人からすればとれた利益よりも

取り逃がした利益の方に気が行くものです。

改めて思いました、、、

やっぱり私も人間で、元々我々は投資には

向いていない生き物なんだな。。。

株ではそんなこと思わないのに、戦場が変わると

精神状態も変わるんだな~と。


そんなときに頭に浮かんだのがバフェットの格言です。


「ルールその1、まずは損を出さないこと。

 ルールその2、ルール1を守ること!」


そうなんです!これでよかったのです!

今回のこの反省をこの格言にぶつけて考えると

「損をせずに利益が取れてよかったじゃないか!」

と素直に今ある利益を喜べたのです。

もし私が今回の「くそー!」精神で次回の

ビットコイントレードに参入したらどうなるか…

もうあなたならわかりますよね。

今度は引っ張りすぎて、含み益が吹っ飛び

損を出して終了だったかもしれません。

今回のように適せん、適度なところで売れて

いなかったかもしれません。

「半分なくなったんじゃない、

 まだ半分残っているじゃないか」

といったのはバーナード・ショーですが、

同じように我々トレーダーもとり損ねた方ではなく

手元に損をせず利益を喜んだ方が、

精神的にも長期的な利益のためにも

よい考え方なのかもしれませんね(^^♪