おはようございます!名古屋校の杉原です。

先日、友人と話す機会がありました。その中でこんな事が話題になりました。

メディア等で企業を紹介するような番組や記事があったりしますが、

そこで、経営者の方の素晴らしい人間性や企業理念等を目や耳にする事があります。

そういった企業に投資するのは、いいのだろうか?という内容でした。

それは確かに、とても良い投資方法だと思います。その企業への応援の意味もありますので。

ただし、資金を投資してリターンを目的とする場合、その側面だけでは上手くいかない場合があります。

本日はそのあたりについて、お話ししたいと思います。

まず、経営者や経営理念に共感することは、素晴らしい事です。なので、経営者の発言を聞いたり、

会社説明会等の話を聞いたり情報収集することはいい事かと思います。

我々、個人投資家からすれば、経営者のインタビュー記事やテレビ出演をみることで、

経営者の人柄や経営理念などの一部、知ることができます。

また、会社説明会に参加したりすれば、今まで知らなかった将来の成長が期待できそうな企業を発見する

ことも可能になります。

しかし、それだけでは投資の判断材料としては少し頼りないのも事実です。

大切なのは、その後、自分自身で情報をよく分析し、

検討する中で本当にその会社に投資する価値があるのかを判断しなければいけません。

もっといえば、短期的に投資リターンを求めるのであれば、株価の値動きを把握することは、とても重要です。

それが、たとえ企業の経営者が素晴らしい理念を掲げていたり、会社説明会で将来有望であることを

アピールしていたとしても、株価の値動きがそれらと伴っていないのであれば、

株価の値動きを優先して判断することをおすすめします。

一般的に個人投資家に比較的よくみられるのが、経営者の経営理念や経営方針に惹かれ、

その企業の株式を長期保有するというパターンです。

しかし、こうした個人投資家は、株価が下落しても、経営者やその企業は素晴らしいからやがて株価は持ち直す。

と考え、そのまま持ち続け、結局は塩漬け株をつくってしまう場合があります。

先程もいいましたが経営者の経営理念や企業の経営方針に惹かれてその会社に投資するのはいい事だと思います。

極端な話、投資した企業の株価が値下がりしたり、経営破たんしても、誰もその損失の補填はしてくれません。

やはり投資をする上で自分の資金は自分で守る行動が必要になります。


少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。