From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

今から四半世紀ほど前、日本株の時価総額は

世界の時価総額の4割を占めていました。

世界時価総額ランキングの上位には

トヨタをはじめとしてNTTやUFJ銀行など

日本の主たる企業が軒並みに名前を連なっておりました。

世界経済の中で日本の影響は大きかったのです。

ところが今はどうなっているのかというと、

世界に占める時価総額の割合はたったの5%。。。

個別企業のランキングにおいても

40位にトヨタがようやく顔をだす程度。

後から出てきたアメリカのアップルやマイクロソフト

などのハイテク銘柄たちに追い越されてしまいました。

世界経済の中での日本の企業がというより

日本の市場が与える影響が小さくなりました。

40%から5%ですから恐ろしいほど

小さくなったと考えていいでしょう。

元々日本の市場はNYがくしゃみをすれば風邪を引く

と言われるようにNYの影響を受けるのですが、

規模が小さくなった分さらに影響を受けるように

なりました。NYがくしゃみしたらそれこそ

風邪ではなくて即入院になってしまう感じです。

そんな影響力のない小さな市場の中で

チャートを見たり企業のことを事細かに調べて

自分の大切なお金を投資したとしても

NY“様”がくしゃみをしただけで、ふっとんでしまいます。

ではもう日本株は投資に向いていないのでしょうか…

いえそんなことはありません!


やり方次第です。


いろんな株式投資のやり方があり、たくさんの方が

あちらこちらからの視点からとてもたくさんの

アイディアを出されてきています。

チャートにしても銘柄選択にしてもそのやり方は

間違ってはいないのですが、一番大事なのは…


やはり相場と歩調を合わせることです!


どんなにいい銘柄でいいタイミングで仕込めたとしても

残念ながら日本の市場、銘柄はNYがくしゃみをすれば

吹っ飛ばされて、重傷を負ってしまいます。

ですから銘柄探しや個別株のチャートをとても

細かく慎重に見るように、またそれ以上に

NY市場の動向を見なくてはいけません。

ダウ、S&P、ナスダック、至ってはラッセルなど。。。

長期投資で入るならNYの市場が調整を済ませて

底打ちのタイミングで打診的に買いを入れてみる。

NYが下げてきて移動平均線にタッチから反発する

局面でスウィングで買いエントリーなどです。

これまでは日本株は日経平均やTOPIXの

トレンドと合わせればうまくいってきました。

うまくいった時代だったのです。

ところが前述したようにその時代は終わったようです。

日本株にエントリーするのですが、


まずはNY、何がなくてもまずはNY!


こういった意識を持つことがこれからの時代は

大切なような気がいたします。

昔のやり方がうまくいくほど株は簡単じゃないですからね(^^♪