おはようございます!名古屋校の杉原です。

先日、自民党の総裁が岸田さんに決まりましたね。株式市場の大方は河野さん期待のようでしたが、結果は違いましたね。

これから衆議院選挙もありますが、今後どのような政策、方針が打ち出されるか気になるところですね。

内容によって日本の各業種にいろいろな動きがでると思いますので、楽しみにしていきたいと思います。

さて、本日は総裁選のところで話を出しましたが大衆の心理についてお話したいと思います。

お分かりだとは思いますが、人というのは集団の中にいると、自身の判断よりも周りの雰囲気や意見や行動に

合わせるような行動をとってしまいます。この心理行動のことを大衆心理といいます。

要するに、みんながそうしているからとか、みんながそういっているからというような心理のことになります。

物事にもよりますが大衆の意見や行動が論理的で合理的な判断に基づいているようであればいいのですが、

場合によってはそうでない事もよくあります。

大衆心理が働く時というのは思考能力が下がって、自身の合理的、論理的な判断より大衆の判断に流されて、

物事が一方向に進むことがあります。

例えば、株式市場の相場は世界や国内の経済状況や金融政策、個別の企業のニュースなどから、判断され価格が変動することがあります。

しかし、相場を動かす要因というのは、こういった理由だけではありません。

先程も触れましたが投資家の心理も相場を動かす要素になります。

少し前に新型コロナウィルスによって一時は世界の市場がパニックになり大暴落になったのはこの典型的な例になります。

パニックの時は適正な状態と全く違っていたとしても、行き過ぎた動きがどんどん加速していきます。

大衆心理が相場のチャートに反映されるのは、今言ったパニックの時だけではありません。

ちょっとしたことであっても大衆の心理は働いたりします。

ある会社の株を持っていたとします。その会社の株はある価格は超えないだろうと思っているポイントがあったとします。

そういうポイントがあるとした場合、それが他の多くの投資家が見ているとします。ある時、その予想に反して

その価格を超えていった場合、その会社の株を保持している人達は危険を感じて、これ以上損を拡大させないために

ポジションを解消しようと損切りします。

こういう時も大衆の心理によって株価チャートが変動してしまうのです。

このように株式市場の相場では、常に大衆の心理が大なり小なり、何らかの影響をチャートに与えています。

では、大衆の心理とどのように向き合えばいいのでしょう。それは、まず大衆の心理を理解することから始めていきましょう。

大切なのは正しいか間違っているかを判断するよりは、相場の雰囲気を少し離れて見る感じの気持ちで見てみるといいです。

大衆の心理を意識できるようになれば、今以上に優位性の高いトレードに近づくことでしょう。


少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。