おはようございます!名古屋校の杉原です。

依然としてウクライナ情勢は緊迫した状態が続いています。

なかなか先が見えない状況が続いていて、とても悲しく思います。一日でも早く事態が収まることを願うばかりです。

さて、先日、生徒さんから、こんな質問がありました。『株取引の確定申告って口座開設の選択によってするとか、

しないとかありましたよね!?』という内容でした。

本日はもうすぐ確定申告の期限となりますので、それに関するお話をしたいと思います。

これから株式投資をはじめようと思っている人は、取引するにあたって、まず証券会社で口座を開設しなくてはいけません。

そして、証券会社で口座開設をする時に、特定口座と一般口座のどちらかを選択します。

さらに、特定口座については証券会社にもよりますが種類が2種類あり、『源泉徴収あり』か『源泉徴収なし』から

選択することになります。

まず、特定口座とは何かを説明したいと思います。

特定口座とは証券会社などの金融商品取引業者等で開設する口座になります。

この口座は投資家が簡単に確定申告、納税ができるので、多くの方がこの特定口座を選んでいます。

また、上場企業の株式等で売却した利益については、原則として翌年に確定申告をする必要があります。

しかし、『特定口座』は本来必要な確定申告が不要になったり、確定申告が必要な場合でも証券会社等から送られてくる

『年間取引報告書(自分がどんな取引をして損益がどれだけあったかを記録したもの)』を添付すれば申告を簡単に

済ませることができるというメリットのある制度です。

そして、特定口座を選択する場合、『源泉あり』、『源泉なし』のどちらかを選択するかによって、

確定申告をするのか?しないのか?が異なります。

『源泉なし』を選択すると、証券会社は売買の損益(ポジションの精算をした際)の計算まではしてくれますが、

税金の計算や納税まではしてくれませんので、自分で確定申告をする必要があります。

また、『源泉あり』を選択しても、自分の口座で損失が出ている場合には、確定申告をした方がお得になるケースもあります。

それぞれに今回少し触れたようなメリット、またはデメリットがあります。

今回はこのあたりにしますが、ご自身にあった口座を開設することをおすすめします。


少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。