おはようございます!名古屋校の杉原です。

4月になりましたね。街を歩くとさくらも咲いて春って感じがしてますね。
 
また、今の時期は新生活のシーズンです。学生の人は入学、就職される人は入社と新しい
 
はじまりの季節でもありますね。日本の株式市場でも4月から新しい市場となります。
 
市場が変わることによって、変更点等はある程度、把握していますが、
 
値動き等の相場に与える変化があるのか今後の動きに注目していきたいところですね。

さて、先日、生徒さんからこんな質問を受けました。あるチャートについて聞かれたのですが、
 
そのチャートというのは日足ベースで前日と比べて大きく上昇していました。
 
ローソク足というより横線が一本引かれていたチャートでした。そして、『これはどういうことですか?』という内容の質問でした。
 
それは状態というのは買いの注文が殺到し、買いの注文が極端に多くなり売り注文との商いが成立せずに
 
特別買い気配という状態になります。
 
 そして、どんどん買いの注文が増え続け気配値が切り上がり続けて、一日の値幅制限いっぱいまで上がると
 
ストップ高という状態になります。

日本の株式市場の世界には特別買い気配と特別売り気配というのがあります。

これは一定の値幅を越えて値段が動く状況になった時に売買が一時的にストップする時に

該当する銘柄に表示されます。

もう少し簡単にいいますと売りと買いのどちらかの注文が一方に集中した時に起こります。

そして、一定の値幅を越えると書きましたが、これは銘柄によって異なります。

説明すると長くなるのでここでは省略しますが、(詳しくはJPXのHPに記載があります。)

価格によって値幅制限の条件があって、それを超えると特別気配となります。

これは寄付き前でも場中でも起こります。

そもそもなぜ、このような仕組みがあるのかというと、通常であればある程度、

刻み値の順番に売買されることが想定されますが、時として色々な理由で大量の注文が入ることもあります。

その際に値幅制限がなければ、大量の注文が入った場合、際限なく大きくボラタイルな動きをしてしまい、

市場参加者の混乱が予想されます。これを防ぐためにこのルールが設けられています。

また一時的に売買を停止させることにより売買のタイミングを図ることができることも目的ですし、

偏った注文の反対売買の注文を参加者から呼び込むこともできます。

先程も少し説明しましたが、売買停止をしても反対の注文が入らないと注文数によって値幅を上げて、

このことを繰り返していきます。それでも反対売買の注文が入らないとストップ高、

ストップ安というようになります。なので、市場が始まる時間になっても値段が寄り付かない場合、
 
特別気配という状態になっている訳です。

以上のように大まかにはこんな感じでルールが設けられています。
 
ちなみに海外市場では同じルールはありませんが、サーキットブレーカーという別の方法が設けられています。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。