From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

今市場では10年に一度くらいの状況に

右往左往させられていますね。

ウクライナ情勢です。

ロシア、ウクライナ、米とNATOに

それぞれゆずれない理由があって全く進展がありません。

進展がないところかロシアはウクライナ東方の

地域を独立国として認めるなど2/22の時点では

侵攻こそしていないもののいつ始まっても

おかしくないような状況です。

実際に事態が悪化すると第二次世界大戦以来の

ヨーロッパでは大きな紛争になるのではと

心配されております。

もしそうなると当然、マーケットには多大な

影響が出るはずです。

そして起きるとすればヨーロッパの日中、

つまり日本時間の夜中になりますから、

我々日本人としてまたポジションを持っている

投資家、トレーダーとしては夜もおちおち

眠ってられません。。。

さてこんな緊迫した時点での立ち回り方について

今回はいくつか対処法を検討してみました…


まず「遠くの戦争は買い」とか「銃声がしたら買え」

など有事に関する相場の格言もいくつかありますが

ご存知の通り相場や投資はそんな簡単なものでは

ありません。。。例えば現在であればたとえ戦争が

回避されたとしても、世界的なインフレ、金融引き締め

さらにはコロナ、アメリカの景気ピークアウト懸念など

相場に対しての向かい風がたくさん吹いています。

一時的な戻りに乗れたとしても簡単に叩き込まれて

損失を抱えてしまう可能性が高いです。


では買いだけでは怖いので空売りとの両建てはどうか…

結論から言うとこれもリスクがとても高いです。

上か下のどちらか一方に相場にトレンドが出れば

ヘッジが効いてリスク回避になるのですが、

有事の際には相場が一瞬だけ上下にぶれる、

つまりチャート言うと上下に長いひげをつけられた場合、

買いと空売りのどちらかがロスカットで消えて

残ったほうに大きな含み損を抱える危険があります。


では片張りで買いか空売りだけにするのは…

もうこれは考えるまでもなく今の相場においては

ただのギャンブルとしか言えませんよね。


となると残された対処法は何かとなると…

それはやはりポジションを持たないこと。

不用意な軽はずみなそして憶測だけでの新規の

ポジションは絶対に持たないことです。

今あるポジションもしっかりと管理して

逃げれるものは逃げておく。

減らせるものは減らして、次なるチャンスのために

現金比率を高めておくことです。


明けない夜はないように、この10年に一度の

難局も必ずいつかは収まります。

ボラティリティの大きさにつられて結果的に

大けがをするよりは嵐が過ぎ去るのをじっと

待ちましょう!

逃げるは恥だが役には立つようです(^^♪