おはようございます!名古屋校の杉原です。

先日、生徒さんから為替と株の関係性について質問がありましたので、そのことについて

少しお話ししたいと思います。

ご存知の方もいると思いますが、相場の世界では日本の株式市場と為替というのは連動性が

高いといわれています。※必ず連動しているということではありません。

これは株式投資はもちろん為替の取引をする人にとって、相場の動向をみる大切なファクターと

なりますので覚えておいて下さい。

ただし、連動しやすいといわれても、なかなか分かりにくいと思いますので、少し紐解いていきたいと思います。

まず、基本的な考え方ですが、為替相場が円安になれば、日経平均は上昇しやすくなります。

反対に円高になれば日経平均は下降しやすくなります。これはチャートで確認してもらえると分かると思います。

なぜ、このような相関関係が起こるか?ですが、一点目は、日本の企業は国内だけではなく、

海外で活動をしている企業も多いです。

いわゆる外需株と言ったりします。また、国内だけで活動する企業は内需株と言ったりします。

そして、その海外で活動する企業がドルを中心とした外貨で稼ぎ利益を上げていたとしても、

決算は円建てで行います。

そのため、例えば同じ利益だったとしても為替相場が円安になると円建ての利益は拡大するので、

当然、海外で活動する企業の株価は上昇しやすくなります。

日経平均を構成する日経225銘柄の多くが外需関連株であることから、先程も説明しました為替相場の

変動によって業績に影響を与えます。

それは、もちろん株価の動きにも影響を与え、もっといえば日経平均の動きにも影響を与えることになります。

これが、為替相場と日本の株式市場との連動性が高いと言われる要因となっています。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。