おはようございます。
カブックスの秋葉です。

昨日、ニュースでご覧になったかもしれませんが、
日経平均から『東芝』を除外し、
『セイコーエプソン』が225構成銘柄として、
入れ替え発表されました。

このように、入れ替えが年に1回あります。

東芝は6月に債務超過状態が原因で、
東証2部に指定替えを発表していました。

毎年1回、10 月の 第一営業日に、
224銘柄の入れ替えが実施されます。
正式な構成銘柄の算出は8月1日です。
(ただし、入れ替えが行われない年もあります)

株価はどのような影響があるか、
昨年の入れ替え銘柄を見てみましょう。

基本的には日経平均株価に採用されると、
株価が上昇します。

なぜかというと、日経225に採用されると新規で、
投資信託やファンドに組み入れられることがあるからです。

2016年は『日本曹達』を除外し、
代わりに『楽天』が採用されました。
発表は9月6日でした。

このときの株価は、
前日の終値より、

『日本曹達』75円高
『楽天』55円安

で発表後に株価をつけました。
発表によって株価は影響を受けます。

ただし、一時の変動なのか、

『日本曹達』は3ヶ月かけて元の株価に戻り、
『楽天』たった5日で発表前の株価に戻りました。
採用され、また外されるということで、
売り買いに影響があるようですが、
実際には適正価格に戻っていくようです。

ただし・・注意点です。
事前から採用予想がされていることもあります。
思惑で値上がりしていくこともあり、
組み換え日には天井をつけて値下がりに転じる
いわゆる『材料出尽くし』になる場合もあります。

(確かに、事前予想では『セイコーエプソン』か、
『村田製作所』かと想像していました)

ニュースや新聞発表などで、
「いいニュースだ!」
と飛びついて株を買ってしまうのは、
やはり避けた方がいいですね。

しっかりチャートを確認し、
トレードしていきましょう!