From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

先日のことでした。

地下鉄に乗ろうとして改札から階段を下りて

いきますと車両がホームに入ってきました。

別に急いでいるわけではなかったのですが

私は足を速めてその電車に乗りました。

別に急いでないのなら3~5分待てば次の

電車が来るから待ってればいいのですが、

電車が入ってくると自動的に走り出してしまうのです。。。

石川県というローカルな地域で育ったせいかもしれません。

当時は電車が一時間に2本くらいしかなかったので

乗り遅れたら大変の習慣がいまだに抜けないのかもしれません。

まだ電車なら別に問題はないのですが

この「今乗らないといけないのでは…」の癖が

株式投資にも表れる方が多いようです。

ではそのメカニズムについて考えてみましょう…

株式投資は原則的に人の欲と恐怖の入り混じったものです。

利益を出したい、もっと利益をのばしたい…

その反面、やっぱり怖い、もう降りてホッとしたい…

こういった人間の本能が頭の中でいつも綱引きをしています。

そして我々はその頭に支配されて左クリックしてるわけです。

この欲と恐怖はいつもバランスよくいるわけではありません。

どちらかに傾いてしまうことが多いです。

相場の動きの方とタイミングよく傾いてくれればいいのですが

後悔することの方が多いように思います。

なぜならバランスが傾いているってことは冷静さを

欠いているケースが多いからです。

じゃあいつもバランスよく保てるように感情をコントロール

したらとなるわけですが、そんな達観した状態になるには

どこかのお寺で修行でもしない限り難しいでしょう。

結論、我々トレーダーつまり人間は感情をコントロールすることが

難しく、欲と恐怖のバランスはどちらかに傾きやすく

間違った判断と行動をしてしまいやすい生き物なのです。

ならばどうするのか…


優位性があると思えない場合はトレードを辞退する。


これをご自身の基本的なルールに追加することです。

株は長く見ていると情が湧いてきてまさに

我が子のような存在に知らないうちになってたりします。

もうそうなってしまうと冷静な判断はできません。

欲と恐怖のバランスが傾いてしまってますから。

そんな時はGOサインとNOサインを一度

紙に書き出して見ることをおすすめします。

紙に書き出して、改めて見てみると以外に冷静さを

取り戻し正しい判断に近づけたりします。

納得のいくトレードの前には納得の判断があります。

特に高値掴みをした苦い経験がある方は

ご参考にしてみてください。

今の電車を見送っても次の電車を待ちましょう(^^♪