おはようございます。

カブックスの秋葉です。

もう9月になってしまいました!

台風も近づいてきていますが、

少し涼しく過ごしやすい季節になりましたね。

まだ冬の洋服の入れ替え時期には早いかもしれませんが、

株の世界ではあります。

「入れ替え」

毎年9月に発表される日経平均の入れ替えについて、

少しお伝えさせていただければと思います。

 

「入れ替え」とは日経平均のことです。

日経平均は225銘柄から算出している株価指数ですが、

その225社は、定期的に毎年9月に発表、10月に入れ替えられています。

 

主な理由は、

「業績の低下や流動性の低下」などで、

1~2銘柄程度が入れ替えになっています。

これを証券会社や投資家が予想して、

事前に戦略を練る投資法もあったりします。

発表は9月4か5日くらいだと予想されています。

 

2017年は北越紀州製紙<3865>、明電舎<6508>が除外され、

リクルート<6098>と日本郵政<6178>が採用されました。

 

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/newsroom?evt=10016&idxtag=&page=2&year=

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/news/21070905J_1.pdf

 

日経平均の銘柄に採用される場合は、

投資信託やETFなどの買い入れに伴い採用銘柄も買われるので、

通常の取引以外にも買われて、株価が上昇しやすくなります。

 

採用された銘柄=買う

外された銘柄=売る

 

という売買をする必要があるからです。

その時にファンドから大量の注文が入るので、

採用された銘柄は上昇し、

外された銘柄は下落するという株価への影響があります。

去年のチャートを見てみましょう。

・採用銘柄

リクルート<6098>

日本郵政<6178>

・除外銘柄

北越紀州製紙<3865>

明電舎<6508>

 

また、実際にファンドが買い付ける日は、

銘柄組み入れ日(10月最初の営業日)の前日営業日の大引け前(9月28日)です。

事前から採用予想がされていることもありますので、

その結果、採用日や組み入れ日には天井をつけて値下がりに転じる、

いわゆる『材料出尽くし』になる場合もありますので、

気をつけなければなりません。

 

反対に、日経225から除外された銘柄はおおよそ値下がりします。

昨年は数日~2週間程度で元の株価に戻っていきましたが、

日経平均の動きに左右されますので、

こちらも簡単には値動きを読むことはできませんが、

一旦売り需要があることは覚えておくといいですね。

大切なのは、その後の株価の動きがどうなったのか?

です。過去の動きをぜひ検証してみてください。

 

ちなみに大和証券予想では、

【採用候補】

スタートトゥデイ(3092)、サイバーエージェント(4751)

予備候補として任天堂、カカクコム(2371)

 

【除外候補】

宝ホールディングス(2531)、東京ドーム(9681)

予備候補に古河機械金属(5715)を挙げている。

 

だそうです。

発表後の株価の動きを注意深く見ておくと、

来年の戦略に繋がるかもしれません♪