今、日本株がダメな理由とは?
PUBLISHED: 2022.09.21
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PUBLISHED: 2022.09.21
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
昨年2021年末には今年2022年に日経平均は30000円を抜けて
バブルの時につけた38000円を目指すのではといった
超楽観論が一部ではもてはやされていました。
それくらい日経平均に大きな期待があったわけです。
ところがすでに年が明けて四分の三が過ぎようとしていますが
日経平均は同じような価格帯をのらりくらりとしています。
上がる気配もなければどすんと下がる動きもありません。
動かないなら動かないでレンジで推移してくれれば
いくつかやりようもあるのですが、たまにはみ出したり
レンジの範囲が変わったりとこれもまたやりにくい昨今です。
実際に今年はこれまでの相場の猛者たち苦戦を強いられて
いるのが現実のようです。
ではなぜこれほどまでにやりにくい相場になってしまったのか。。。
その原因について私藤井なりに意見をまとめてみました。
今年に限らず日経平均、ついては日本株がやりにくくなった
最大の理由とは…
日本の時価総額が小さくなったからです。
小さくなったというより海外に越されてしまったというのが
実際のところです。
ずいぶん前の話しになってしまいますが、それこそバブルのころ
日本の市場の時価総額は世界の40%を占めていました。
ところが現在ではたったの5%でしかありません。
当時はNTTや大手銀行、そのほかトヨタやソニーといった
時価総額の大きな優良企業がトップ10に名を連ねていました。
力のある企業でしたらから評価も高く多少相場が下がっても
値を崩すようなことはありませんでした。むしろ下がったら
これ幸いと買いが入り値を戻す展開が主流でした。
であれば我々でトレーダーも下がったら押し目買い戦略で
じゅうぶんに恩恵にあずかれたわけです。
ところが現在では世界に与える影響は小さく、逆に世界の
動きに大きく足を引っ張られています。
日本やいくつかの優良企業が上がろうとしても、ダウが下げた
だけで翌朝は大きく売られてしまうわけです。
なぜなら日本株は世界では小さな存在になったからです。
こうなってしまうと押し目買いどころか、日本株の個別銘柄の
チャートだけで売り買いの判断をするのは難しくなります。
なぜならテクニカルではなくファンダメンタルズを通り越し
マクロ的な要因で“弱小銘柄”は売られてしまうからです。
特に今年は日米ともにチャートではなくイベントや重要指標の
発表でチャートの形が大きく崩れるほど動かされます。
これまでのチャート上の“秩序”といったものが簡単に
打ち消されてしまう展開になっています。
ではこんな相場に対して我々はどうすればいいのか…
まずは経済スケジュールをよく見て売り買いのタイミングを
合わせていきましょう。というか合わせるしかないですね…
大きな指標は日本時間の夜に発表されます。
そのスケジュールがわかっているならポジションは持ち越さない!
こういったリスクオフ、耐え忍んでいくルール作りが必要です。
確かにノーポジションは資金は増えてこそはいきませんが
減っていくリスクから大切な資金を守ることになります。
今は耐え忍んでいくしかない時期、相場です。
相場の夜が明けるまではごいっしょに耐え忍んでいきましょう。
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