From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

Youtubeにアンケート機能っていうのがあるのをご存知でしょうか?

よくあるのが今年のセリーグはどこが優勝するでしょう?とか

視聴者がこのチームだと思うものを選べるようになってる。

そしてアンケートに答えてどこかのチームなどを選ぶと

今どれくらいの票がどこに入っているのかが見れるように

なっている。人の心理として何か質問されると

答えるようになっているとのことでついつい私も

興味のある分野だとアンケートに答えてしまう。

答えて現在の得票を見るとあれー!?ってことが多い。

例えば今年のセリーグの優勝なんてやっぱりヤクルトでは

ないかと思える。解説者の意見でもヤクルトが一番だし

投手もバッターもセリーグで飛びぬけているように思える。

しかし、ここがアンケートの面白いところで

実際に実力がどんなにあっても人の思うところはまた違うのだ。

あのチームが強いなと思っていても応援したチームに投票する。

これが人間の心理なのだ。だから実力と人気は別なのだ。

そして、ふと思ったのがこれぞ株式投資の原点ではないか…


まさにケインズの美人投票理論なのだ!


かの有名な経済学者のケインズは株式投資を投票で

美人を選ぶ方法にたとえた有名が実験があります。

その実験とは投票者が100枚の写真の中から最も美しい6枚を選出し、

その選択が投票者全体の平均的な好みと最も近い者に賞が与えられるというもの。

そうなると投票者は自分の好みでなく、他の投票者の好みを考慮して選択する。

これは株式投資に関しても、市場参加者の多くが値上がりするであろうと

判断する銘柄を選ぶのが、有効な投資方法であるということだ。

という理論に落とし込みました。

まさにこの通りなんですね、株式投資って。

どんなに売上の推移がいいからとか来年以降の見通しがいいからと

いっても誰もその会社に“投票”してくれなければ株価は上がりません。

ですから株価があがる銘柄を買いたければ他のみんながどれを

買いそうかなの目線で見てると見えてくるんですね。

どうしても株を勉強していくと数字を追いかけて行ったり

セクターで選んでしまったりなど落とし穴にはまることがあります。

そんな時はみんなはどこに“投票”しているんだろう。

こんな方向に目線を変えてみるのも一手でしょうね。

今回は少し目線を変えてみましょうというお話しをさせてもらいました(^^♪