おはようございます!名古屋校の杉原です。

先日、生徒さんにこんな質問を受けました。

『先生、ストップ高になる銘柄がありますが、取られたことありますか?』と聞かれたので、

『はい。何度かありますし、先日も取りましたよ!』と話していました。

そうしたら『そういう時って特別買い気配ってなるんですけど、あれってどいうことですか?』という

質問を受けましたので、今日はそのことについてお話ししたいと思います。

まず、株式相場の世界には特別買い気配と特別売り気配というのがあります。

これは一定の値幅を越えて値段が動く状況になった時に売買が一時的にストップする時に

該当する銘柄に表示されます。

もう少し詳しくいいますと売りと買いのどちらかの注文が一方に集中した時になります。

そして、一定の値幅を越えると書きましたが、これは銘柄によって異なります。

説明すると長くなるのでここでは省略しますが、(詳しくはJPXのHPに記載があります。)

価格によって値幅制限の条件があって、それを超えると特別気配となります。

これは寄付き前、場中でも起こります。

そもそもなぜ、このような仕組みがあるのかというと、通常であればある程度、

刻み値の順番に売買されることが想定されますが、時として大量の注文が入ることもあります。

その際に値幅制限がなければ、大量の注文が入った場合、大きくボラタイルな動きをしてしまい、

市場参加者の混乱が予想されます。ひとつこれを防ぐことができます。

また一時的に売買を停止させることにより売買のタイミングを図ることができることも目的ですし、

偏った注文の反対売買の注文を参加者から呼び込むこともできます。

しかし、売買停止をしても反対の注文が入らないと3分おきに値幅を上げて、

このことを繰り返していきます。それでも反対売買の注文が入らないとストップ高、

ストップ安になります。(詳しくはJPXのHPに記載があります。)

以上のように大まかにはこんな感じでルールが設けられています。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。