【藤井百七郎】ナンピンがダメな理由
PUBLISHED: 2021.08.31
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PUBLISHED: 2021.08.31
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
さあ今日から9月です!
心機一転がんばっていきたいですね。
さて、8月の相場は振り返ってどうでしたか?
なんだか盛り上がりに欠ける一か月でしたね。
相場の格言によると5月に株を売って
9月になったら戻ってこいというのがあります。
無理して売買しても相場が閑散とするから
やっても無駄だよってことですが、
まさにその通りだったかもしれません。
月初は軽く上昇しましたが中盤からは
その倍くらいの下げに見舞われました。
よし、ここだ!と買いに入ったのに
結構な含み損の戦いに持っていかれた方も
多いのではないでしょうか。
これはトレーダーというより人の性に
なってしまうのですが、そんな時はどうしても
ナンピンをしたくなってしまうものですね。。。
しかし、ナンピンはなぜかうまくいきません…。
なぜうまくいかないのかというと…
それは、株価が戻ってくるというのは
推測ではなくて“願望”に過ぎないからです。
含み損を抱えた→どうにかして同値で逃げたい
→ここからあの買値に戻るのは難しそう
→ならここで買えば買値が下がり現実的だ!
だいたいがこういった心理の流れで
ナンピンをやってしまいます。
(私もよくナンピンやってましたから(^^;)
ところがよく考えてみるとわかるのですが、
株価が今から上がる下がるとか、ましてや
このあたりまで戻るなんて誰にもわかりませんよね。
移動平均線やトレンドラインなんてものあてには
しますけど、あくまでそれは『目安』であって
絶対ではないのです。
それをどうしても人間であるトレーダーは
自分の都合によってできが『願望』によって
動かされてしまう悲しい生き物なのです。
元々どう動くかわからない気まぐれな株価に
自分の都合でできた願望を押し付けて
その通りに行かずに腹をたてる。
まるで猫に芸を教えてもやってくれず
落ち込んでるのと同じかもしれません(笑)
トレードの目的はお金を増やすことなのですから
別にその銘柄にこだわらずさっさと切って
上昇の期待できる銘柄に乗り換えて
損失を取り戻すほうがよほど現実的ですね。
我々トレーダーは利益を上げていくためには
こういった感情もコントロールしないと
いけないのかもしれませんね(^^♪
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