おはようございます!名古屋校の杉原です。

九州地方を中心に大雨が続いています。被害が出ている地域もありますので、早く収まってくれるといいですね。

さて、先日、生徒さんから、こんな質問がありました。それは、相場の世界に退場という言葉がありますが、

これはどういう意味なんですか?という質問でした。本日はこのあたりのお話をしたいと思います。

まず、相場でいう退場とはどういう状態のことかというと、運用する資金がなくなってしまい、

株式投資の運用が続けられなくなってしまうことです。

自分から株式投資を止めて相場を離れる方もいますが、当然これは退場とはいいません。

退場する人の多くは大損してしまった投資家のことになります。

株式投資の世界で勝ち組になろうと思うのであれば、まずは退場しないことが最低限の必須条件になるでしょう。

ということは、退場しないための心構えを自分自身にちゃんと身に付けて相場に臨まないといけません。

では、どういった人が退場になりやすいか、今まで見てきた人の特徴をいくつか紹介したいと思います。

1、なんとなく売買し、エントリーする根拠が曖昧

まず、根本的な話ですが、株式投資はギャンブルではありません。運に頼った投資は危険です。しっかりとした、根拠を持ちましょう。

2、自分の投資規模以上の投資をしてしまう

これは単純に1回の投資、1つの銘柄に投資する資金の量が大きすぎることによって、自分自身のメンタルが許容していない

値動きや損金が発生した場合、冷静な判断ができなくなり、更なる損金が発生してしまったり、本当は利益になっていたものを

誤った判断をし損金として終了する結果を引き起こしてしまいます。

資金を一つに集中させることも同様に退場してしまう要素のひとつです。

3、ルールがない、もしくはルールを守らない

1にも共通していえることですが、株式投資で安定した利益を出す為には一定のルールを設けることが必要となります。

そのルールに基づき取引していきますが、その設けたルールを守らない人もいます。

せっかくあるルールなのに自分の都合によって無視してしまうと想定していない事態がおきた場合、

どのように対処していいか分からなくなってしまいます。

4、損切ができない

これは言い換えれば塩漬け株を作ってしまうということとも言えます。これをしてしまうと塩漬けとなった株は、

その後、どうなってしまうか分からなくなってしまうばかりか、含み損が大きくなってしまった場合、

更に塩漬け期間は伸びてしまいます。

そうなるとその間、資金がロックされてしまい、他にいい投資銘柄があったとしても、再投資することが難しくなってしまう場合が

でてきてしまいます。機会損失を減らすために適切に損切を行いましょう。

大まかに以上のようなことをしてしまうと退場してしまう可能性が高くなってしまいます。

当てはまるポイントがあった方は注意が必要です。


少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。