勝ちを増やす?負けを減らす?どっち?
PUBLISHED: 2023.11.21
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PUBLISHED: 2023.11.21
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
そろそろ今年も残すところあと1か月ほど。
今年の収支を振り返って、なんとかいい形で
終わりを迎えたいと収支と手仕舞いを考えるころです。
果たして今年一年はどんな年だったのか…
果たして今年はどんな風に立ち回ったのか…
うまくできたのか…
もうちょっとやりようがあったのか…
それらは、まさに人それぞれのようですが、
野球でもどんな強いチームでも必ず負けます。
一年通して優勝しても全勝はありません。
同じようにトレードも、年間でプラスはあっても
全勝はありませんね。
ではどれくらいの勝率で、はてまたどれくらい勝てば、
またはどれくらいの負けで防げばいいのか…
このあたりの明確な指針となるような数字が欲しい。
これはトレーダーの誰しもが希望する数字ではないでしょうか。
その希望に、またそう疑問にわかりやすい数字がありました。
その数字を年末が近づいた今、皆さんと共有いたしますと…
それは、吉野家の牛丼の利益率を考えてみましょう。
という、考え方です。
これは、私の大好きな、そして尊敬している元外資系ファンドで
長年ディーラーとしてご活躍された竹内のりひろさんからのお話しです。
吉野家の牛丼の売上の内訳ですが、売上を100とすると、
・人件費 :51.3%
・材料費 :41.0%
・利益 :7.7%
と、なるそうです。
利益がたったの7%しかないの?
と、驚かれる方も多いと思います。
はい、ほんとにたったの7%ちょいなんです。
しかし、吉野家はちゃんと儲かって、今も続いていますね。
そうなんです!この数字で、この内訳で十分なんです。
この数字でじゅうぶんにお店と企業は回転しているのです。
この数字をトレードの置き換えてみましょう。
単純に、、、
・全体利益 :100
・損失 :93
・最終利益 :7
こう考えてみましょう。
100勝って、93負けて、残り7です。
それでも利益率7%です。
月間で考えてみましょう、月間利益率7%。
年間で84%の利益です。
複利で考えてみましょう。
10カ月ちょっとで元手資金が2倍です。
どうです、たった7%、されど7%ですよね。
ですから、、、
勝ちを増やす?負けを減らす?どっち?
の答えはこうです。
勝ちもそれなりに、負けも想定内に、
大事なのは“大負けしない”ということです。
大負けしてしまうと、利益のたった7%が
吹っ飛んでしまいます。
ですから、当たり前に勝って、想定内に負ける。
トレードスキルさえ確立されていれば
後は淡々と売り買いするだけでいけますよ!
という結論に至ります。
ちょっとした数字論、机上の計算論になるかもしれませんが
今回、年の瀬も近いことから、ひとつお話しさして
いただきました。
来年に向けてご参考になれば嬉しいです(^^♪
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