祖母に聞いた、昭和金融恐慌時の銀行の対策の実際
PUBLISHED: 2018.10.18
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祖母に聞いた 昭和金融恐慌時の銀行の対策の実際
みなさん株の学校カブックス大阪・名古屋校講師の河端です。
本日は金融恐慌時のお話について
書きたいと思います。
現在NYダウがかなりの高値にあり
そろそろ金融の大きな下げが来るんではないか?
「日本の経済も危うい」
「政府はどういう対策を打つんだ?」
「日本は脆弱な経済国家だ」
などと言うアナリストも結構いらっしゃいます。
しかし安心してください。
はっきり言って日本は大丈夫です。
今でこそ、何やかんや取り立てて恐怖を煽っていますが、
昔に比べりゃ屁でもありません。
NYの暴落と言えば
昔の話になりますが、1929年NYの証券取引所に端を発した
世界恐慌・・世界的に大きな不況となって各国の経済が
ガタガタになりました。
もちろん我が国、日本も多分に漏れず不況の煽りを受けます。
世界恐慌時代へと移り変わっていきます。
しかし、実はそれ以前に日本では昭和の金融危機が起こっています。
1927年の昭和金融恐慌
第一次大戦後の不況と
関東大震災の震災手形の不良債権化などが重なり
各金融機関は内情ガタガタなところに
当時の国会で
片岡蔵相が「本日、東京渡辺銀行(国立銀行)が倒産してしまった・・」
なんて発言してしまったから・・(本当は休業するかもしれない・・の間違い)
取り付け騒ぎが起こって 本当に倒産してしまい、各姉妹銀行も休業
鈴木商店の事実上倒産・台湾銀行の休業
日本の銀行がその煽りでバタバタ休業してしまった・・。
街は混乱!まさに金融パニック!!
大混乱の状況・・。
当時の様子をどのようなものだったか
各日本の銀行がどのような対策をしていたか
知りたくなったので、文献さぐって調べました。
・・が、
載っていない・・。
やはりそんな昔の経済パニックのことなど文献は残っていないですね。
どうしようもないところに
ハッと気づきました
考えてみれば1927年はそんなに昔でもない・・
それならば!
『そうだ、その当時を知っている人に聞いたらええんや!』
と思い、
うちの祖母に聞いてみました!(だいぶ以前の話ですが)
大正5年生まれの御年99歳の祖母です!(もう他界しています)
こん時どうだったの??
「うーーん」
「なんかよーけお坊さんが銀行の前に並んで
お経を読んでらっしゃった!」とのこと・・。
すごい!!当時の各銀行の対策が
「お寺からお坊さんを呼んで、銀行の前で念仏を唱えてもらった!」
これが銀行が実施した「危機緩和措置」なのです。
やはりこの時代まだ今のように経済システムが確立していかったのもあり
、対策という対策を打てずにいたようです。
まだ日本の経済が生まれたたの時です。
今の様に基盤がなかったのですね。
それに比べりゃ、今の状況なんで「屁」でもありません。
しかし
文献などには載っていない
なかなか面白いエピソードでした!
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