テクニカル分析は終焉なのか…
PUBLISHED: 2022.08.29
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PUBLISHED: 2022.08.29
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
「最近はテクニカル分析がはまりませんね~…」
なんてご意見をたまにいただいたりします。
上向きの移動平均線まで押してきて、
高値から引き下ろしたトレンドラインを抜けたので
買ってみたら、翌朝に空をつけて下からのより。。。
寄りからけっこうな含み損抱えてのスタートです。
テクニカル分析の王道でもあり、初歩的手法でもある
押し目買いがついこの間までは通用していたのに
このところは裏をかかれてばかりとのこと。。。
確かにその相場にあった手法はその時の相場によって
変わるものですが王道の手法が通用しなくなる。
これはもうテクニカル分析そのものが信用できなく
なってしまう不測の事態でもあります。
ではなぜ王道である押し目買いまで通用しなく
なってしまのか、、、そのわけは…
方向感のない相場がずっと続いているからです。
思い起こしてみてください。
2008~2017年くらいのアベノミクス相場においては
日経平均が8000円から24000円まで駆け上がりました。
また2020~2021年には20000円から30000円です。
こんな強い上昇トレンドのときは押し目では
目をつぶって買っていればよく儲かりました。
つまりこの強い上昇相場においては押し目買いの手法は
王道中の王道、聖杯の手法であったわけです。
ところがこのところの相場は上がるわけでもなく
かといって下がるわけでもありません。
方向感がまったくといっていいほど出ていません。
こんな相場になると参加者は何を気にするかというと
方向性を示すための指標であったり、要人のちょっとした
発言でみんなが右だ左だと右往左往してしまうのです。
まったくの無風状態の時にちょっとした風が吹いただけで
旗がぱたぱたと倒れてしまうみたいに。
ですから今のような方向感のない無風の相場においては
チャートやテクニカル分析はもちろん大事なのですが
並行してファンダメンタルズやマクロ経済にも
目線を向けていかなくてはいけないと私は考えています。
少なくとも経済カレンダーをみて今週の経済指標などは
絶対に確認しておくべきだと思います。
FXの方々はこうしたイベントへの注目度は高いのですが
株トレーダーの場合は場中に発表されることが少ないので
重要度の高い指標の発表などを見落としてしまうことが
多いようです。
今晩にアメリカで重要な指標が発表されるとするならば
いいチャートがあったけど今日は見送るか。。。
くらいの危機回避の姿勢で臨んだほうがいいのかもしれません。
確かに慎重になりすぎてせっかくのトレンドを見逃して
しまうのは残念なことですが、スケジュールを無視して
タイミング悪く乗っかってしまうと大きな痛手を
被ってしまうことになります。
利益よりはまずは損をしないことを優先したいものですね。
またかの相場の偉人の言葉でしましょう。
投資の格言その1「損をしないこと」
投資の格言その2「格言その1を守れ!」
ごいっしょにがんばりましょう(^^♪
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