From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

会員さんや生徒さんから時期や年代を問わず

下記のような“深い”ご質問をいただきます。

「私はなぜトータルでプラスになれないんでしょう?」

マイナスだった展開からその後切り替えしてきて

よーし、もうちょっとでプラスの局面までは

たびたびあるのですが、結局最後はマイナスで終わります。

私は“引き”が弱いとか株に向いていないんじゃないのか

なんて悲観的なことを言われる方もいらっしゃいますが、

実はそんなことはないんですよ。

株で成功している人はたくさんいますし、

その方々も同じく人間です。

併せ持った素質や才能なんて大差はありませんし、

大差などあるはずもありません。

誰にだって成功できる可能性、チャンスはあるはずです。

では、まず小さな問題としてですが、

なぜもうちょっとでプラスの局面までくるのに

最後はマイナスで終わってしまうのか。。。

そこには簡単な理由があるんですよ…


それは自分のエントリー価格ばかり気にするからです。


億の利益をひねり出すトレーダーと言えども所詮は人間です。

これは紛れもない事実ですね。

人間ですから自分が第一です。

第一になってますから、株価の動きを追う時に

どうしても『自分がエントリーした価格』が基準になります。

株価ってのは上がったり下がったりする生き物ですね。

株価は当たり前の動きをしているだけなのですが、

自分第一主義のトレーダーからすると、


エントリーした価格より下か、上かの目線になってしまいます。


エントリ―より下の価格だと含み損になります。

そうなると気分的に重荷を背負う展開になります。

重荷を背負うと人は抜け出したい気持ちが先走ります。

ですからせっかく普通の動きをしていた株価が下降から

上昇に転ずる動きをしていたにもかかわらず

プラマイゼロやもしくは含み損が大きく改善された

時点で抜け出したい気持ちが先行してしまって

ポジションを解消してしまうんですね。

結果、トータルでマイナスで終わるわけです。

あなたがもしいつもトータルでマイナスに終わっていると

したら、こんな心理が働いていたのかもしれません。

誰が言っていたか忘れてしまいましたが、

こんな名言があります。


自分がどこで入ったかは忘れなさい。


自分がエントリーした価格を中心にチャートを見てしまうと

本来の株価が動くはずの『正常な』動きを見失ってしまいます。

自分を抜きにして第三者的目線でチャートを見れると

最後には逆転でプラ転に持ってこれるかもしれませんね。

さあ明日からもごいっしょに頑張りましょう(^^♪