遠くの戦争は買いか、それとも売りか?
PUBLISHED: 2022.02.15
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PUBLISHED: 2022.02.15
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
それにしてもウクライナから目が離せませんね。。。
ウクライナとロシアと米&NATOの三つ巴。
ウクライナはNATOに加盟したい、
ロシアはそれだけはやめてほしい、
米&NATOは口出しの難しい立場。。。
それぞれに主張があり引くに引けない状態です。
まあただ侵攻があったとして経済制裁を科して
高度なインフレが起きると苦しくなるのは
米なのでどれかというとロシアが少し有利、
といった感じなのかなと私は見ております。
さてさてそんな状況下なので相場の方も
超リスクオフの状態になってきております。
買う人がいなければ売る人だけになりますので
そりゃ相場は下がる方向に傾いていきますね。
そんな最中にこんな格言が出てきます。
「遠くの戦争は買い」
まあ古くからある格言なので実際にうまくいく
考え方なのでしょうが実際にどうなのでしょう…
当然的に株価は下がれば今度はどこかで
反転をしてまた上がってくるもの。
であればどこか日本から遠く離れた場所で
戦争が起きて相場が下げていて、その戦争が
地理的にも日本に影響がないようであれば
買えばうまくいく!って考え方なのでしょう。
確かに有事の際にはゴールドと合わせて
円やフランが買われたりもするので
絶好のチャンスなのかもしれませんが、
相場の格言でこんなのもあります。
「そこは底ではない」
下げて指標的に割安な価格であったとしても
さらに下げていくのが相場ですからね。
今回のように下げた時にはポジティブと
そしてネガティブの格言があります。
我々個人投資家はどっちの格言を信じればいいのでしょう。
私なら後者の格言を選びます。
挑戦的なポジションをもって無駄な損失を
抱えて不利な戦いを強いられるよりずっと気が楽です。
投資の目的はまずは損を出さないことです。
格言ではなく大先輩のジョージソロスも言っています。
「投資の原則その1は損を出さないこと!
その2はその1を徹底的に守れ!」
何もなく自律的な調整で株価が下がってきたのであれば
買いに入ってみるというのは有効な戦略ですが
何か差し迫った状況で先が見えないときは
ディフェンスの態勢を固めることだと私は考えます。
ですから遠くの戦争は買いかと言われればNo!
じゃあ売りかと言われればそれもNo!
答えは何もしない!嵐が通り過ぎるのを待つ!です。
何もしないは我々個人投資家の特権であることを
改めて認識しておきたいですね(^^♪
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