新年あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。

名古屋校の杉原です。いよいよ新しい年がはじまりましたね。

昨年の日本の株式相場は荒れた展開となりました。

ただ、名古屋校では結構良かったという声を聞けたので、

私として個人としてもそうですがトレーダーとしては、いい一年となりました。

先日も授業等でお話しを伺っていたところ、よく耳にしたことは上手くポジションは

取れたんだけど、そのあと上手く利益を引っ張ることができなかったという、お話しを聞きました。

本日は、どうして、そういったことになってしまうか。という点についてお話ししたいと思います。

まず、トレードをするうえで大切なことのひとつに、『シナリオを立てる』という事が挙げられます。

株式投資の学習をしていない方がこの言葉を聞くと『相場の行方は誰にも分からない。

なのでシナリオを考える意味がない。』という方も時々見えます。

確かに明日、何が起こるかというのは誰にも分からないことではあります。

しかし、ある現象が表れたからこう考えるべきだとかこうなるであろう、

という想定は不可欠でしょう。もっというと想定外も想定しておくべきかと思います。

でなければ、我々のような個人投資家が株式市場から利益を上げ続けるという事実が

成り立たなくなってしまいます。

もちろん、トレーダーも色々な人がいますので、色々な考え方があって当然です。

では、なぜトレードシナリオが必要なのか?それはトレードは損小利大にしなければいけません。

それを実現するには必要不可欠ということです。

つまり、ビジネスはもちろん株式投資でも、全ての経済活動は、損小利大でなければ存続することは

難しくなります。ビジネスではコストが必要なように、株式投資にもコストが必要になります。

株で言うコストとは、損切りのことです。

損切りというのは、勝てると見込んだ投資機会が想定とは逆に行った現象のことになります。

損切りが出たからといって、ダメな投資家というわけではありません。

なぜなら、損切りが出る投資をしていなければ、一方で大幅な利益を出すことも不可能だったからです。

すごいトレーダーも言っていますが『100%いつでも当てることはできない。』という話から言えば、

一定の確率で挑戦の結果が損切りで終わることは、ビジネスで言うところの必要コストと同じなのです。

利益は伸ばして、損はすぐ手仕舞えば、損小利大となります。

ここでポイントはきちんとしたシナリオを用意するということです。

ビジネスでは、なるべくコストをかけずに、大きな粗利を出すことが求められています。

そうすれば、利益が残ります。

なんでもかんでもコストをかけようとする人は、ビジネスをする適性が欠いているわけです。

さらなるコストをかけるなら、増加したコスト以上に回収しなければいけません。

この当たり前であることを実現するために、シナリオが必要となります。

これは株でもビジネスでも全く同じです。

ある実行に対して現れる次の結果を見て、シナリオを変える。

だから最初からどうなっても良いようにその対処を決めておくというのがシナリオです。

だからこそ、最初にそのシナリオは描かれていなければなりません。

そして、そのシナリオ通りに行動することが求められます。

シナリオ通りにやっていけば、1か月後には大幅な利益を出せるというシナリオが必要なのです。

しかし、勝てるシナリオがあっても、シナリオ通りに行動できない人がいます。

それだと結局シナリオの意味もなく、利益を残すことができません。

つまりビジネスや投資に勝つためには二つの条件があるのです。

一つは、勝てるシナリオを持つ。もう一つは、勝てるシナリオ通りに行動する。

これができていない人は、一度、見つめ直してみましょう。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。