投資の心理テスト
PUBLISHED: 2018.07.07
TAGS:
PUBLISHED: 2018.07.07
TAGS:
おはようございます。
カブックスの藤原です。
突然ではありますが、
投資に向いている性格なのか
向いていない性格なのかが
分かる質問をしたいと思います。
今からやる問題は経済学者のカーネマンが
1970年代に行われた有名な実験です。
次の2つの選択肢から
どちらかを選んでください。
【問1】
A、80万円もらえる。
B、100万円もらえるが
15%の確率で全くもらえない。
【問2】
A、80万円を支払う。
B、100万円を支払うが
15%の確率で全く支払わなくて済む。
答えはどうなりましたか?
多くの場合は
問1はA(80万円もらえる)
問2はBを選ぶ傾向になります。
A、Bの組み合わせです。
なぜかというと
問1の利益がもらえる場合は
確実に利益を得たいという心理が働くからです。
金額の多さより、
確実性を選ぶ傾向があります。
その為、無条件で80万円をもらえる方を選びます。
問2の損をする場合には、
少しでも損失を減らすことを考えます。
その為、問1とは逆に、
確実に失うことを避けて
Bを選択します。
このタイプの人は
利益は金額に関係なく
確実に手にしようとするので
値上がりしている株を
速めに売ってしまいます。
その一方で損をした場合は、
損を確定したくないと思うあまり
値下がりしている株を売れずに
持ち続ける傾向があります。
いつの間にか、
判断が裏目に出て、
もっとも避けないといけない
選択をしてしまうことになります。
その意味では、
問1でA、問2でBの組み合わせを選んだ方は
投資に向いていない性格となります。
問1でA、問2でAを選んだ方は、
慎重派タイプです。
あまり儲かりませんが、
損をすることもすくないです。
問1でB、問2でBを選んだ方は、
ギャンプラータイプです。
大きく儲けることもありますが
破産するリスクは隣り合わせです。
問1でB、問2でAを選んだ方は、
投資に向いている性格です。
儲けは多く、損は少なくする
もっとも理にかなった判断です。
問1のBは、
100万円もらえるが
15%の確率で全くもらえない。
とは逆に考えると
貰える確率は85%です。
100万円を貰える確率が
85%ですから、金額にすると85万円です。
このような考え方で出した金額を
期待値と言います。
Aでは80万円を確実にもらえますが、
数学的にで考えると
85万円を貰えるBの方が得ということです。
問2も同じように考えます。
問2のBを選択すると85万円を支払うことになります。
その為、Aの80万円を支払う方が
損をする金額が少ないということになります。
このタイプの人は、
値上がりしている株をじっくり待って
利益を十分に伸ばしてから売り
値下がりしている株は
さっさと売って損を抑えることのできる人です。
投資にもっとも向いていいます。
さて、どうでしたでしょうか。
この問題で投資に向いていなかっても
ガッカリする必要はありません。
なぜなら、実験の結果。
1番多く選ばれたの
投資に向いていない性格だと言われてる
A、Bの組み合わせだったからです。
そして、
もっとも選ばれなかったのは
投資に向いている性格だと言われてる
B、Aの組み合わせでした。
そもそも、
人間は投資に向いていないという事が
判明した実験でした。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。
© 2018 オービー, Inc.
コメントを入力する