勝ちたいなら〇〇を出すな!
PUBLISHED: 2022.01.29
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PUBLISHED: 2022.01.29
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
今はシーズンではないのですが野球中継を
見ているとこんなシーンがよくあります。
バッターが打って、ボールが外野の間を抜ける。
いわゆる長打コースってやつなんですが、
一塁ベースを回って二塁ベースも回って三塁へ
アウトかセーフかとても微妙なタイミング…
ところが外野からいい送球が送られて
あえなく三塁でタッチアウト。。。
息詰まる野球の一番いいところなのですが、
見ている側からすると…
「二塁で止まってればよかったのに~」となります。
もちろんバッター本人が一番凹んでると思いますが
それ以上に見てる方もガッカリしますね。
ではどうしてバッターは無謀とも思える
走塁をしてしまったのでしょうか。。。
ここに人間心理、強いてはトレードの心理が働いているんですよ。
その無謀とも思えるのに走ってしまった心理とは…
それは人間が根本的に持っている“色気”です。
言い換えてみれば“欲”とでも言うんですかね。
やっぱり人間ってどっかで、ええかっこしたいんですよ。
球場のお客さんにカッコイイとこ見せたいんですよ。
大きな声援もらってヒーローになって
お立ち台でインタビュー受けたいんですよ。
それを望んで少し無理をしてタッチアウトに
なっちゃう悲しい生き物なんですよ、人間って。。。
これはプロ野球選手に限ったことではなくて
トレーダーも同じです。
だいたい大損をしたときはエントリーで
この“ええかっこしい”の心理が働いています。
「ここでうまく乗れれば爆益だ…」
だいたい爆益が狙えるってことは
紙一重で爆損のリスクもあるんですけどね(笑)
ほいでもって損を清算して我に返って(いわゆる賢者タイム)
「あ~よく考えたら無謀だったな。。。」
「やっぱりやめとけばよかったな。。。」
となるわけです。
どうしてもそのトレード全体を見渡せずに
獲れた時の利益、爆益に気持ちが行ってるんですね。
つまり余計な“色気”を出してしまったんです。
小さな利益を狙うなら“色気”も出ませんし、
冷静で熱くもなりません。
ですが爆益を予測させるチャンスに出会うと
人はどうしても獲れたときの自分を想像して
ええかっこしたくなるんですよね。
ですからチャートなんかを見ていて
ここは絶好の入りどころだな、こんなチャンスを
見逃してはいけないと、まるで誰かに背中を
押されているように感じるときは
今自分はええかっこしようしていないかな、とか
色気を出してきているんじゃないかな、と
一旦引いて考えてみてほしんです。
時間は一方通行、出た損失は後戻りできません。
目の前にチャンスが来たときは一旦立ち止まって
自分の感情も冷静に見る習慣をつけたいものですね(^^♪
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