From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

この季節になって参りますと、来年の予測の話しが駆け巡ります。

2024年は、今年の様々な問題を引き継ぎながら、また新たに

いろいろな問題が浮上すると予測されています。

ざっと上げるだけでも…

・イスラエルなどの中東情勢

・忘れちゃいけないウクライナとロシアの戦争

・ハラハラする米中関係

・米、ロシア、台湾などのトップ選挙

・楽観的過ぎる米金利の動向と株価

などなど、ですが、我々にとっては一番最後のマーケットへの

影響、憶測などが気になるところではありますね。

すでに、主要機関投資家たちの24年の見通しなどは

出そろっておりますが、やはり、バラバラ…。

まあ日本に関しては、上方向の見方が多いですが

地政学的には台湾なども含めて何が起こるかわかりませんよね。

ましてや、どんどんと支持率の下がっていく岸田政権も。。。

ネガティブに考えれば考えるほど怖くなっていくのですが、

うまくいっている投資家たちの恐れ方は違うようです。

彼らは当然に起こりえるリスクも想定しているのですが、

ただ恐れるのではなくて、このように恐れているようです…


賢く恐れる!


最も望ましくないシナリオまで想定し、『賢く恐れ』投資戦略を組み立てる。

これは、日経ヴェリタスの一文から引用したのですが、

この『賢く恐れ』って言葉、すごく良くないですか?

私はこの言葉を読んだときに、すごくいい良い表現だなと思いました。

昔、任侠映画のワンシーンでこんなセリフがありました。

「やくざはバカではなれず。賢くてもダメ。中途半端はもっとダメ。」

なんてありましたが、我々トレーダーも少し似ていて


楽観過ぎても、悲観過ぎてもいけないと思います。


ポジションを持つのであれば、当然にリスクも織り込みますが

リスクが怖くて尻込みしても、せっかくの機会を逃したり

大きなトレンドの波に乗り切れなかったりします。

もちろん、楽観的にエントリーしてカウンターパンチを

もらうのはもっとダメですが、最悪のシナリオも織り込んでおいて、

腹の中に据えておいて、その際の損金やリスクも計上しておいて

出口までの計画も持ってエントリーする!

こんな『賢く恐れる』ことができれば、


2024年もきっといい年になるでしょうね!


皆さん、少し早いですが、来年もいい年にしましょう(^^♪