今買うべきかやめるべきかの判断方法
PUBLISHED: 2021.12.07
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PUBLISHED: 2021.12.07
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From:藤井百七郎
名古屋自宅のオフィスより、、、
先日、友人からこんなことを相談されました。
彼は建築関係の仕事をしていて、
このところ資材価格がとても上がっている。
この1年でだいたい1.5倍になってきている。
このまま価格が上がるようなら今のうちに
買いこんでおきたい。でも下がるようなら
しばらくは様子を見たい。
なので投資家目線から今後もインフレが
加速してさらに資材価格が上がるかどうか
意見を聞かせてほしいというものでした。
いつも株でチャートや世界指標とにらめっこ
しながら上がるか下がるかを考えているので
こういったテーマは嫌いではないですが、
やはり先々の見通しをするのは難しいです。
でも、今買うべきはやめるべきかを
判断する方法はあるんです。
その方法はどんなやり方かというと…
どのような調整をするか見極めればいいのです!
株価に限らずどんなものでも一時的に
価格がポーンと上がることはよくあります。
石油やゴールド、はたまたトイレットペーパーなども。
あまりの上昇の勢いにあおられてしまい
今のうちに買っておかなければ取り残される…
もしくは買いそびれてしまう…
と焦ってしまうものです。
しかし、今が一番高くて後から値下がりして
高値掴みをさせられるのだけは避けたいですね。
ですので、今買うべきかやめるべきかというテーマは
とても難しい判断になります。
ところが相場の原理原則になりますが、
必ず市場において調整はされるというものがあります。
価格が跳ね上がったものは必ず調整が起こります。
そして、その調整は2種類あります。
価格的な調整と日柄的な調整です。
あまりに価格が過熱して市場参加者たちが
高すぎると気が付けば急騰からの急落、
つまり価格的な調整が起こります。
逆に急騰したけど、参加者たちが正当な価格だと
判断しているなら、価格は高止まりしてそのまま
しばらくその価格帯にとどまります。
ある程度そのままならその価格が正しいとの
認識に変わります。それが日柄的な調整です。
そして、今買うべきかやめるべきかの判断に
戻りますが、結論としてはこうなります。
まずはどんな調整が起きるのか見極める。
ドスンと価格が下がったところで買いを検討する。
もしくは下げずにある一定期間そのままなら
そこから買いを検討する。
これが冷静かつ理論的な判断ではないかと
私は彼に答えました。
少し前の郵船などの商船株も大変な急騰を
見せた後、ドスンと株価が下がりました。
つまり価格的な調整を見せたわけです。
リスクの高い急騰局面で買うよりは
調整が済んでから買ったほうが安全です。
今買うかやめるか悩んだときは
一度商船株のチャートをよーく見て
考えてみてはいかがでしょうか(^^♪
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