From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

さて我々トレーダーは放送作家ではありませんが

上手にシナリオを作れるようにならないといけませんね。

シナリオというのはもちろん役者さんのセリフではなくて

今週もしくは明日、相場がどんな風に動くのかを

ある程度予測しておくというシナリオについてです。

なぜなら出たとこ勝負でポジションを持ったり

決済するよりはあらかじめ想定の範囲内で動いたほうが

効率がよく迷ったりする手間が省けるからです。

そこでいろんな方に「シナリオ持ってますか?」と

お尋ねしますと「もちろん持ってますよ!」と

お応えをいただきます。

ところが、ところが…

そのシナリオって、ちょっと、やばくないですか…と

思ってしまうことが多いのです。

その、やばいなと思ってしまうシナリオとは…


それは、上がるか下がるかのどちらかだけ


という方がとても多いのです。

もちろん相場は上がるか下がるか50:50です。

上がってもおかしくないし、下がっても同じ。

ですからそれでいいのかもしれませんが、

私的にはシナリオは最低でも2つ用意すべきだと思います。

それは、上がるシナリオと下がるシナリオの2つを

事前に想定しておく、またその可能性をはっきりと

自分の中に落とし込んでおくということが大事だと思います。

相場の展開であきらかに天井、もしくはそこではないかと

思えるケースはよく出くわします。

しかし、そこは底ではないなどの格言に代表されるように

相場はモメンタムが強い時は想像をはるかに超えるくらいに

もっと上や信じられないくらい底をたたいたりします。

ですから自分の経験の範囲内や常識の域内で

来週はいくらなんでも上がるでしょう…とか

もうそろそろ下がるでしょう…なんて

“無責任な”シナリオを持ってはいけいないのです。

どう考えても上がるだろう、下がるだろうと思っていても

もう一段上がってしまう、下がってしまうケースの

2つのシナリオを準備しておく必要があると思うんです。

もちろん新規にポジションを狙うときもそうですし

すでにポジションを持っているならなおさらのことです。

判断において一番怖いのは『勝手な思い込み』ではないかと

このところ改めて思わされることが多いです。

特に人間は自分に願っている方向動いてほしいと

知らないうちに信じ込んでいったりする弱い生き物です。

買いを持っていたら上がってほしいと願い

上がるシナリオを身勝手に持ったりします。

いけませんよね、自分の希望をシナリオにしちゃったら。。。

願わくば冷静な判断の元に高値からさらに上がった場合、

底値近辺からさらに下がった場合も事前に想定しておいて

正しい判断ができ、よい機会を逃さず捕まえられるような

超一流のトレーダー、相場師になりたいものですね。

ご一緒に頑張っていきましょう(^^♪


P.S.

今日の夜20:00前後に
改めて私から皆さんにお知らせがあります♪

ちょっと楽しみなお知らせがありますので
またメールでお知らせします。
ヒントは、、「カブックスは今年で
実は10周年」なのです!

では、また今晩メールします。