From:藤井百七郎

名古屋自宅のオフィスより、、、

「先生、前に言ったことと違うじゃないですか!」

と、先日生徒さんから怒られました。。。

「すいません…。」と謝りましたが、

実はまったく反省していません(笑)

だってそれは私にとって至極当たり前なことだからです。

トレードといっても2つあると思うんですね。

システムトレードと裁量トレードです。

システムトレードってのは、決まりきったルールの元

かっちり、きっちりと売買するものです。

言ってみればインプットされたAIみたいなものです。

チャートを見てではなくて数字で動いたりします。

何%下がったら損切りで上がったら利食いみたいな。

相場自体にトレンドがあって一本調子であれば

驚くような利益をもたらしてくれたりします。

でもどうでしょう…

相場に少なくとも2年以上参加された方なら

私の言ってることを理解してくれると思うのですが

そんな一本調子の相場なんてほぼないですよね(^^;

移動平均線が中期も短期も上向きが続き

高値安値を切り上げながら押し目で買えば儲かる!

そんな相場ばかりじゃないですよね。

相場によっては一年の2/3が持合相場。

出来高も減った閑散相場かと思えば

翌朝、突然の暴落からピンボールのように急騰。

まるでジェットコースターのようなボラティリティー。

ロスカットしたら笑顔で戻ってきたり、

底かと思って買ったらもう一段下へ。。。

なんてことは相場ではざらですよね。

相場には何事も起こりえる!と言われるくらい

何が起こるかわかりえないのです。

これまでの動きを見てこの先を予測する

テクニカル分析だって100%ではありません。

不測の上に不測、不測の2乗が普通に

起きてもおかしくないのが相場なのです。

昨日まで夏だったのに急に冬なんてのも

ぜんぜんあり得るのが相場なのです。

春や秋なんてポーンと通り越しちゃうんです。

さーそんな相場の時に固まり切ったルールの

システムトレードで臨んで勝てるでしょうか?

はい、そうです。勝てません!

ですから、システムトレードではなくて

裁量トレードが必要なのです。

経験から学び、ちょっとした肌感覚で

ルールであれば持ち越すところを

ちょい先に利食いとか、ポジションを減らすとか

そういった微妙なさじ加減みたいなことが

トレードにおいては必要なのです。

みんな誰でもは早くルールを覚えて

トレードが上手になりたいと考えています。

ですが、絶対に勝てるルールなんてものは

ないように、逆にそんなルールなんて作れないんです。

ですから、基本は基本としておいて相場に合わせて

時には臨機応変に微調整できる裁量トレードを

我々は目指していかなければいけないと私は思います。

まあでもこの裁量は感覚的なことになるので

伝えにくいんですよね。

ですからこれから先も生徒さんから

私は起こられるんでしょうね(^^♪