おはようございます!名古屋校の杉原です。


本日は先日、授業のなかで生徒さんからご質問のあった内容をシェアしたいと思います。

それは『持っている株が増担保規制って表示されるんですが、これはどういう事でしょうか?』と

いうご質問でした。増担保規制ですが、これは信用取引の規制のひとつになります。

株式の信用取引を行う場合には委託保証金が必要ですが、これが通常よりも多く必要となるのが増担保規制です。

東証では、銘柄の信用取引の利用が過度となった場合、新規の信用取引の利用を抑制するために

委託保証金率の引き上げ等を行うことで相場の過熱感を冷まそうとする措置になります。

増担保規制は、日々公表銘柄の中から取引所が定めるガイドラインに抵触した銘柄になります。

また、取引所が定める増担保規制が解除されるためのガイドラインが存在します。

ここでひとつポイントをお伝えしますと一般的に、増担保規制に指定された銘柄は、信用取引に

必要な資金が大きくなることで新規の買いが入りづらくなります。

そのため、増担保規制をきっかけに株価が値下がりすることは珍しくありません。

一方、増担保規制が解除された銘柄には、新規の買いが増え、株価が上昇するケースも見受けられます。

もちろん、株価の変動理由は多岐にわたりますので、実際に投資する場合には、

様々な角度からの検証が必要となります。

また、こういった規制の確認する場合は日本取引所グループのHPの信用取引に関する規制を

ご覧いただくと確認することができます。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。