おはようございます!名古屋校の杉原です。

世間では連日、新型肺炎コロナウイルスの話題で持ち切りですね。

街中でもマスクをしている人が多くなった印象を受けますし、

お店に行っても品切れやマスクを買う人をよく見かけます。

先日、友人のひとりが職業柄、人が多い場所で働いているので、

マスクを買いたいけど買えませんでした。そこで困って田舎に住む親戚の人に

買って送ってもらおうと連絡したところ、その地域でも観光バスで中国の人達が押し寄せマスクのある店を回り

根こそぎ買っていったそうです。なので親戚の人にマスクがないから送れないと断られたそうです。

なんか。。すごい現象です。確かに中国の人も困っているかもしれませんが、

日本で使いたい人も使えないというのは、なんとも感慨深いものがあります。

春節の延長も2月2日までということで、前回もいいましたが一日も早くこの問題、終息して欲しいですね。

さて、本日は先日、生徒さんからこんな質問があったので、その内容について話したいと思います。

それは以前『持っている株が増担保規制って表示されるんですが、これはどういう事でしょうか?』と

いう質問でした。増担保規制ですが、これは信用取引の規制のひとつになります。

株式の信用取引を行う場合には委託保証金が必要ですが、これが通常よりも多く必要となるのが増担保規制です。

東証では、銘柄の信用取引の利用が過度となった場合、新規の信用取引の利用を抑制するために

委託保証金率の引き上げ等を行うことで相場の過熱感を冷まそうとする措置になります。

増担保規制は、日々公表銘柄の中から取引所が定めるガイドラインに抵触した銘柄になります。

また、取引所が定める増担保規制が解除されるためのガイドラインが存在します。

ここでひとつポイントをお伝えしますと一般的に、増担保規制に指定された銘柄は、

信用取引に必要な資金が大きくなることで新規の買いが入りづらくなります。

そのため、増担保規制をきっかけに株価が値下がりすることは珍しくありません。

一方、増担保規制が解除された銘柄には、新規の買いが増え、株価が上昇するケースも見受けられます。

もちろん、株価の変動理由は多岐にわたりますので、実際に投資する場合には、

様々な角度からの検証が必要となります。

また、こういった規制を確認する場合は日本取引所グループのHPの信用取引に関する規制を

ご覧いただくと確認することができます。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。