今年も入れ替えの時期がやってきました
PUBLISHED: 2020.09.01
TAGS:
PUBLISHED: 2020.09.01
TAGS:
おはようございます。
カブックスの秋葉です。
今日から9月ですね。
まだ残暑厳しいですが、
今年は本当に夏らしいことが何も出来ない夏でした。
来年こそは、山や海に出かけられることを願っています。。
今年も入れ替えの時期がやってきました。
「入れ替え」
「入れ替え」とは日経平均のことで、
毎年10月第1営業日(10月5日)に実施される、
日経平均株価の定期入れ替え(例年9月6日頃に発表)のことです。
日経平均は225銘柄から算出している株価指数ですが、
その225社は、定期的に毎年9月に発表、10月に入れ替えられています。
主な理由は、
「業績の低下や流動性の低下」などで、
1~2銘柄程度が入れ替えになっています。
これを証券会社や投資家が予想して、
事前に戦略を練る投資法もあったりします。
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/newsroom?idxtag=00001&evt=10016&year=
発表は9月6日くらいだと予想されています。
2019年の定期見直しでは、「エムスリー(2413)」が日経225に採用され、
「ドーム(9681)」が除外されました。
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/news/20190904J_1.pdf
すでに今年は7月29日の算出から、
ソニーによる完全子会社化のため「ソニーFH(8729)」が除外され、
「日本取引所グループ(8697)」を採用されています。
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/news/20200715J_1.pdf
大手証券3社(SMBC日興証券、野村証券、みずほ証券)が入れ替え銘柄の予想は、
下記のようです。
・日興証券
除外 4272(日本化薬) ファミマ(廃止)
採用 3092(ZOZO) 2371(カカクコム)3197(スカイHD)
・みずほ証券
採用 9684(スクエニHD) 2371(カカクコム)3092(ZOZO)
・野村証券
採用 2371(カカクコム)3092(ZOZO)
除外 4272(日本化薬)
日経平均の銘柄に採用される場合は、
投資信託やETFなどの買い入れに伴い採用銘柄も買われるので、
通常の取引以外にも買われて、株価が上昇しやすくなります。
この一連の動きは「ファンドのリバランス」と呼ばれます。
採用された銘柄=買う
外された銘柄=売る
という売買をする必要があるからです。
その時にファンドから大量の注文が入るので、
採用された銘柄は上昇し、
外された銘柄は下落するという株価への影響があります。
また、実際にファンドが買い付ける日は、
銘柄組み入れ日(10月最初の営業日)の前日営業日の大引け前(9月30日)です。
事前から採用予想がされている銘柄は、
採用日や組み入れ日には天井をつけて値下がりに転じる、
いわゆる『材料出尽くし』になる場合もありますので、
気をつけなければなりません。
反対に、日経225から除外された銘柄はおおよそ値下がりします。
ここ数年は数日~2週間程度で元の株価に戻っていきました。
日経平均の動きに左右されますので、
こちらも簡単には値動きを読むことはできませんが、
一旦売り需要があることは覚えておくといいですね。
大切なのは、その後の株価の動きがどうなったのか?
です。過去の動きをぜひ検証してみてください。
発表後の株価の動きを注意深く見ておくと、
来年の戦略に繋がるかもしれません♪
© 2018 オービー, Inc.
コメントを入力する