おはようございます。

カブックスの秋葉です。

 

今日から9月ですね。

まだ残暑厳しいですが、

今年は本当に夏らしいことが何も出来ない夏でした。

来年こそは、山や海に出かけられることを願っています。。

 

今年も入れ替えの時期がやってきました。

 

「入れ替え」

 

「入れ替え」とは日経平均のことで、

毎年10月第1営業日(10月5日)に実施される、

日経平均株価の定期入れ替え(例年9月6日頃に発表)のことです。

 

日経平均は225銘柄から算出している株価指数ですが、

その225社は、定期的に毎年9月に発表、10月に入れ替えられています。

 

主な理由は、

 

「業績の低下や流動性の低下」などで、

 

1~2銘柄程度が入れ替えになっています。

これを証券会社や投資家が予想して、

事前に戦略を練る投資法もあったりします。

 

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/newsroom?idxtag=00001&evt=10016&year=

 

発表は9月6日くらいだと予想されています。

2019年の定期見直しでは、「エムスリー(2413)」が日経225に採用され、

「ドーム(9681)」が除外されました。

 

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/news/20190904J_1.pdf

 

すでに今年は7月29日の算出から、

ソニーによる完全子会社化のため「ソニーFH(8729)」が除外され、

「日本取引所グループ(8697)」を採用されています。

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/news/20200715J_1.pdf

 

大手証券3社(SMBC日興証券、野村証券、みずほ証券)が入れ替え銘柄の予想は、

下記のようです。

 

・日興証券

   除外 4272(日本化薬) ファミマ(廃止)

   採用 3092(ZOZO) 2371(カカクコム)3197(スカイHD)

・みずほ証券

   採用 9684(スクエニHD) 2371(カカクコム)3092(ZOZO)

・野村証券

   採用  2371(カカクコム)3092(ZOZO)

   除外  4272(日本化薬)

 

日経平均の銘柄に採用される場合は、

投資信託やETFなどの買い入れに伴い採用銘柄も買われるので、

通常の取引以外にも買われて、株価が上昇しやすくなります。

この一連の動きは「ファンドのリバランス」と呼ばれます。

 

採用された銘柄=買う

 

外された銘柄=売る

 

という売買をする必要があるからです。

その時にファンドから大量の注文が入るので、

採用された銘柄は上昇し、

外された銘柄は下落するという株価への影響があります。

 

また、実際にファンドが買い付ける日は、

銘柄組み入れ日(10月最初の営業日)の前日営業日の大引け前(9月30日)です。

事前から採用予想がされている銘柄は、

採用日や組み入れ日には天井をつけて値下がりに転じる、

いわゆる『材料出尽くし』になる場合もありますので、

気をつけなければなりません。

 

 

反対に、日経225から除外された銘柄はおおよそ値下がりします。

ここ数年は数日~2週間程度で元の株価に戻っていきました。

日経平均の動きに左右されますので、

こちらも簡単には値動きを読むことはできませんが、

一旦売り需要があることは覚えておくといいですね。

 

大切なのは、その後の株価の動きがどうなったのか?

です。過去の動きをぜひ検証してみてください。

発表後の株価の動きを注意深く見ておくと、

来年の戦略に繋がるかもしれません♪