そもそも株とは何か︖
株の仕組みや基礎知識をわかりやすく解説します!

「今さら聞けないけど、そもそも株って何︖」「株はどうやって買えばいいの︖」「何となく聞いたことはあるけど、株式投資って難しそうだな…」など、疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人のために「そもそも株とは何か」「証券取引所の役割や仕組み」についてわかりやすく紹介します。せっかく目の前にチャンスがあるのに取り逃がさないよう、このページを読んで株式投資への第一歩を踏み出しましょう︕きっとあなたも「自分にも、株式投資はできるんだ︕」と自信が持てるはずです。




株を買うというと、お金儲けのためと考える人が多いのですが実はもっといろんな意味があるんです。
株を発行している会社はなぜ株を発行しているかというと「会社をもっと大きくしたい」とか、「新しい事業を展開」したくて やっているわけなんですね。

ですから、株を買うってことはその会社を応援していることにもなるわけなんです。言ってみればその会社を応援できる「権利」を買うみたいなものです。

そしてその買った「権利」は他にもっと高く買いたいって人がいたらあなたが買った値段よりも高く買ってくれることもあります。そしたら、結果的に儲かったってことになるわけです。これを「キャピタルゲイン」といいます。

ですから、株を買って、それから売って、利益を出したいと考えたらまずは自分が応援したくなるような会社を探すってことが手始めになるわけです。

まずは応援したい会社を探しましょうといいましたが、実際に株を買うとその会社の「株主」になります。株主になるといろいろな権利がもらえるのですが、その前に…

会社で一番偉い人は誰だと思いますか?
こうやって質問すると、結構多いのが…社長という答えです。

ところが実は違うんですね。
一番偉い人は、、、株主なんです!

株主は会社の「オーナー」の権利の一部を持っているです。社長はその会社の組織の中では一番偉いのですが、社長よりももっと偉いのが、株主(会社のオーナー)なんです。重要な問題の決定などは、もちろん社長や重役たちも考えますが株主たちの賛成もないと決められないんですね。

その偉い株主にはいくつかの権利があります。

1:配当を受ける権利

その会社が稼いだ利益をオーナーに分配してもらう権利です。

2:株主総会での議決権

株主総会とは会社の重要事項を決める会議です。
株主には投票権があって、多くの事項は多数決で決まります。なっなんと…社長など経営陣の解任などもできちゃうんです。

3:財産分与を受ける権利

もしも会社が倒産した時に残った財産の分配を受ける権利です。

株の取引は相対取引(あいたいとりひき)といって、買いたい人に対して同じ値段で売りたい人がいないと成立しません。 ですから、株を売りたいならどこかに同じ値段で買ってくれる人を探さないといけないわけですね。不動産なら家の前に「売家」と看板をだしているイメージです。

ところが運よく見つかればいいのですが、こちらが希望する値段との折り合いはなかなかつきません。また日本全国どこに買いたい人がいるのか探すのも大変ですよね。そういった売りたい人、買いたい人の折り合い、つまり取引をしきっているのが証券取引所です。売りたい人も買いたい人も全国探し回らずに、証券取引所に注文を入れれば、取引相手を探してくれるんです。

日本で一番大きな取引所は東京兜町にある日本取引所です。(昔は東京証券取引所と言われていたので今でも東証と呼ばれています。)他にも大阪、名古屋、福岡、札幌にもあります。

株式の取引は証券取引所で行われています。だいたいが平日の午前9時から午後3時です。詳しくは

  • 前場:9:00~11:30
  • 後場:12:30~15:00

です。

取引がされていますが私たち個人、一般人は直接行っても取引させてくれません。国の資格を持っていないといけないんですね。その資格を持っているのが証券会社です。

先ほど、株主にはいろいろな権利があると言いましたがいいことばかりの権利だけではありません。責任や義務もあるんですね。それも簡単に説明しておきます。

難しい言葉を使うと「株式の引受価格を限度とした出資義務」と言います。

要するに「買った株の価値が下がることに対して文句は言わないよ」と約束してねということですね。たとえば100万円分、その会社の株を買ったらその買った分のお金は戻ってこない可能性があるということを理解しておいてねということです。確かに出したお金は戻ってこないっていうのは残念な気もしますが、逆に考えると、出したお金だけでそれ以上は求められないというわけですから、安心は安心ですね。

株式投資を始めるにはそれなりの準備と知識も必要ですが、基本的には「安く買って高く売る」たったこれだけのことなのです。とてもシンプルなんです。

あなたの先輩でもあるカブックスの生徒さん方にアンケートをとってみました。 今ではお仕事を持ちながら副業として、中には夢かなって本業でやられている方もいますが、みんなはじめはあなたと同じところからスタートされたんですよ。ぜひ読み進めていってください。

生徒さんへアンケート

Q︓株式投資を始めたのは何歳でしたか︖

20~40代の方が多いですが、定年後や退職金などの活用で50~60代から始められる方もいれば、70代から趣味と実益を兼ねて始められる方もいます。



Q︓職業は?

株式投資は男性ばかりのイメージが強いですが、最近は女性のトレーダーも増えてきました。
『株女』なんて言葉もできるくらいです。OLさんや最近では主婦の方が増えています。



Q︓性別は︖

副業として個人の資金を投資されている方が多いようですね。このところは「専業主婦トレーダー」の躍進も目立ちます。
子供がいて会社に働きに出ることができない子育て中のママさんでも、自宅に居ながらにして気軽にできることから株式投資は主婦の方にもってこいのお仕事なんです。



Q︓きっかけは何ですか?
  • ゆとり資金が欲しい
  • 給料以外の副収入が欲しい
  • お小遣い稼ぎ
  • 株主優待が欲しい

こういったポジティブな意見もあれば、少し将来的にネガティブな意見もあります。

  • 将来が不安
  • 老後の生活が心配
  • 今の時代は預金ではダメだ

日本の銀行に定期預金で預けても利子はたった0.01%程度、100万円を1年間預け100円しか増えません。政府自体も預貯金から投資へシフトしていくような施策をとりはじめています。国や会社が守ってくれる時代はとっくに終わってしまった…だから、自分で行動を起こすしかないと考えている方が多いのです。



Q︓株式投資の難しいところはどこだと思いますか?
  • いい会社かどうかの見分け方
  • いつ買っていつ売ればいいかという判断
  • チャートの分析
  • 世界経済の見方

実際に始めてみるといろいろと難しいこともでてくるようです。



Q︓誰に相談していますか?

  • トレード仲間
  • 株スクールの講師、先輩
  • ネットで知り合った人
  • TwitterなどのSNS


Q︓投資総額はいくらですか?

全体の約60%が10~200万円の間で株式投資をしています。資金が多ければよいというものではありません。的確な判断が重要との意見が多かったです。



世の中には実にさまざまな金融商品があります。それぞれに長所、短所があります。大きく利益を狙える反面、損しやすかったり逆に損は小さくてもあまり利益が増えないものもあります。ご自分の資金や性格、将来の設計なども加味しながらどれがあなたに一番あっているのか考えてみるのも大切なことです。

以下、いくつかの金融商品をご紹介します。


貯金

銀行などに普通預金や定期預金などであずける商品です。
金融商品というイメージよりも「貯金は当たり前」としたイメージの方が強いようです。今ではもう信じられませんが昔は金利が3~5%、高いときでは7%ほどあった時代もありました。金利7%となると預けたお金が10年ほどで2倍になるほどの高金利です。しかし、ご存知のように現在では金利はとても低いです。100万円を定期預金で預けたとしても1年でたったの100円しか増えません。ATMで引き下ろし手数料を支払ったらなくなってしまいます。安全性は高いのですが、まったく投資商品としては魅力がなくなってしまいました。

株式投資

会社の株券を買うことでその会社の株主になれます。 株主になると配当や株主優待がもらえたり、株主総会に招待され発言や議決権の権利が与えられます。株価はその会社の業績やさまざまな要素で上がったり下がったりします。株価の安いときに買って、高いときに売ればその売却益がもらえます。ただし、反対に株価が下がると損失が発生します。投資商品として妙味がある反面、リスクもあるので、それなりに知識を付ける必要があります。

債券

会社が発行する社債、国が発行する国債などがあります。株は株主として経営に参加するということですが、債券は会社や国にお金を貸す形になります。ですから、約束された 金利分の利子がもらえます。その会社や国が破綻しない限りは確実に利子分はもらえるので確実性の高い金融商品です。

ですが、配当の金利はその時々の世間の相場に連動するので低金利時代ではほぼ資産は増えていきません。信用の低い国の国債などは金利は高いのですが、その分破綻のリスクが高いことを意味し、これまでにはアルゼンチン国債など破綻してお金が戻ってこなかった例もあります。

投資信託

株や債券などは銘柄などの選択や売買のタイミングがとても難しいです。その難しい作業を専門のプロにお願いして任せるのが投資信託です。ですので手数料や口座管理料、その他成績に連動しての報酬などが差し引かれるケースが多いです。難しい作業をプロに任せながら株や債券の恩恵をもらえるので、とても楽ちんに思えます。

しかし、実際には高いパフォーマンスをだしているプロは少なく購入した時より価格が下がってしまうと、株と同じように損失を抱えてしまいます。さらに手数料なども引かれますからとても注意が必要です。

金投資(商品)

金などに代表される先物商品と呼ばれる市場があります。金以外にも銀や大豆、とうもろしなどの商品もあります。何カ月先の価格が上がるか下がるかを予測して、当たれば大きな利益がもらえます。金融商品にはそれぞれのメリット、デメリットがありますが、利益率が一番大きいのがこの先物商品になります。
ただし、利益率が大きい分、反対に動いた場合はとんでもない損失を抱えることになり、その損失は取引が終わった後も背負うことになる可能性があります。また市場の参加者はプロたちが多く、我々個人では太刀打ちできず損を出している人が多いのが実状です。

FX

為替取引のことです。ドル円、ユーロ円、そのほかドルユーロなど海外の通貨同士の取引もあります。
小資金で始められ、レバレッジをきかせて大きな取引をすることもできます。この先の円高もしくは円安かを予測します。資金を25倍くらいまでに膨らませて(レバレッジ)使えるので、小資金でも当たれば大きな利益が狙えます。

ところが外れれば当然、大きな損失が発生し、すぐに負けてしまいます。為替相場は国同士の力比べのようなもので、予測は大変に難しいです。また日本時間の夜によく動くため、気になって眠れないという方も多いようです。初心者向きというフレーズで紹介されることが多いのですが、とてもリスクの高い商品を覚えておきましょう。

不動産投資

不動産をローンなどを組んで購入して、賃貸として貸すことで家賃収入がもらえます。ローンの支払い分などを差し引いたお金が利益となります。実際にいい物件を、いい条件で購入できれば安定した不労所得が見込めます。サラリーマンの方にも人気です。ただし、いい物件情報は個人投資家のところまでには回ってこず不良物件を一度持ってしまうと、株などに比べて処分や転売が難しく、投資資金が凍結してしまうことになります。うまくいけば憧れの大家さんとして、働かずして暮らせる投資商品ですが、物件情報や目利き、経験などが一番必要とされる投資商品でもあります。

暗号通貨

最後にこのところ人気の暗号通貨です。
ビットコイン、イーサリアムなどが代表的です。株は会社が発行する金券ですが、暗号通貨はどこかの会社や団体などが新しい通貨として発行します。通貨の必要性、利便性、将来性や人気などで価格が上下します。多くの投資家の関心を持たれると信じられないくらいに価格が上昇します。

第一次ブームの2017年にはずいぶんと「億り人」が誕生しました。ただし、暗号通貨の種類は大変に多く、また株のように会社の実力を測るやり方などがないため、選択がとても難しく、購入しても鳴かず飛ばずの通貨が多いのが実状です。こちらも情報や目利きが必要な投資商品です。

安全を求めるなら貯金や債券投資がいいわけですが、それではほとんどといっていいほど資産は増えていきません。かといって、商品先物や暗号通貨はリスクが高く資金がいっきになくなってしまうこともあります。投資信託はファンドマネージャーの腕次第で、このところはほとんどのマネージャーが勝てていません。残るは株式投資と、FXになりますが、どちらがいいのかお話をさせていただきます。

結論から申し上げると、、、

株式投資の方がいいです。
なぜなら、これからその銘柄が上がるのか、下がるのかがFXに比べて断然にわかりやすいからです。

復習になりますが、株は安く買って、高く売ればもうかります。
ですから、ここが一番安いところで、これから上がって行くと思えばそのタイミングで買えばいいですし、これからは下がっていくと考えられれば売って、利益を確定すればいいのです。
ならば同じようにFXも低いところで買って、高いところで売ればもうかるではないか!と思われるかもしれません。ところがそうではないんですね。。。FXの先行きを読むのは難しいのですが株式投資ならだんぜんにわかりやすいのです。

ではなぜ、FXより株式投資の方が上がる、下がるが分かりやすいのかというと…それは、投資家の心理が読みやすいからです。

株は買う人がいると株価が上がって行きます。逆に売る人の方が多いと株価は下がっていきます。いい情報が流れるとその銘柄を欲しいと思う投資家が増えて株価はどんどん上がって行きます。ですが、どこかで株価は反転して下げていきます。それは、以前に勝った人が「そろそろ売りたいな」と気持ちが変わっていくからです。これを利益確定の売りと言います。たくさんの人が買い続けている間は、株価は上がり続けます。

ところが、一部の投資家たちが利益確定の売りに回ったときに株価は下がり始めます。その下げに追随するかのように残りの投資家たちも売る側に回ります。自分だけがもっと上がるのにと思っていても、他の投資家たちが売りに回って下げているのであれば自分も売ってしまったほうが得策です。持ち続けていると買った値段より下がってしまって損を抱えてしまうからもしれないからです。

どれくらいの投資家たちが買い側に回って、逆にどれくらいの投資家たちが売り側に回っているのか…これがわかればどこで買って、どこで売るかが見えてきます。これがFXだと参加の人口があまりにもたくさんいて分かりにくいのですが、株式投資の場合、その個別の銘柄においては参加の人口がFXにくらべてとても少ないのです。

大多数の投資家の心理を読むのか…それとも少数の投資家の心理を読むのか…。どちらがわかりやすいかといえば、それはもう少数の投資家の心理です。ですから、FXより株式投資のほうが上がり下がりを読みやすいのです。

実際には利益のある投資家ばかりでなく、損を抱えている投資家も同じ銘柄の売買に参加していますから、なおさらわかりやすくなります。ですから、株ある投資商品の中から、まずは株式投資を始めてその後、株式投資の経験を活かして次の投資商品に進んでいかれることをおすすめします。

株式投資の利益には2つあります。

  • インカムゲイン
  • キャピタルゲイン

インカムゲインとは配当のことです。株は貯金と同じように配当をもらう権利があります。(中には配当を出さない会社もあります) 一定の株をある一定の期間に持っていると、会社が決めている配当がもらえます。実際に配当だけで生活している投資家もいます。だいたいの配当は2%くらいが平均です。多いところでも4%くらいです。ですから、100万円分の株式を持っていても年間で2万円から4万円くらいです。これはとても少ないですね。。。また株価は一定ではなく、下がることもありますから、いくら配当をもらってもそれ以上に下がってしまったら損するだけです。

逆にキャピタルゲインはインカムゲインに比べて魅力的です。キャピタルゲインは安く買って高く売った差額の利益です。 100円で買った株を110円で売ったとしましょう。10円の利益です。1000株持っていたとすると

10円×1000株=10万円の利益です。

利回りとしては10%です。 インカムゲインは2~4%くらいですから、あきらかにキャピタルゲインの方が投資としてはダイナミックです。

もちろん株価は一定ではないので上がるのではなく下がることもあります。下がれば損が出ますが、そういう時は逃げてしまえばいいのです。危ないと思ったら、少しの損で逃げてしまえばいいのです。これをロスカットといいますが、ロスカットをきちんとすることでキャピタルゲインのリスクを小さな被害で避けることができます。大きなリターンが期待出来て、リスクも少額で逃げることができる。

インカムゲイン狙いより、キャピタルゲインを狙ったほうが株式投資はダイナミックで利益をとりやすいのです。

トレードのスタイルは、株を保有する長さによって以下の3つに分けられます。

  • デイトレード
  • スウィングトレード
  • 中長期投資

デイトレードは1日で「株を買って売る」という一連の取引を完結させる投資手法です。同じ元手で何度も売買を行い、資産を有効に使えます。
スイングトレードは数日間のうちに売買を完了します。だいたい1~2週間で売買が完了するとお考え下さい。株式を持ち越して利益を引っ張りながら、下がると思ったらすぐに逃げるトレード法です。

中長期投資は短期の値動きを気にすることなく、じっくりと値上がりを待ちます。中には株価が2~5倍になったり、いい銘柄によってはテンバガーと呼ばれる10倍になる銘柄を見つけることあります。

どのスタイルがいいのかは自分のライフスタイルは性格にあわせて判断すればいいと思いますが、一番先に始めるならスウィングトレードがいいです。デイトレですとパソコンに張り付いていないといけませんし、中長期投資は会社の実力をしっかりと判断する力も必要になりますが、スウィングは比較的投資家の心理も読みやすくデイトレのような瞬時でのスキルもいりません。リスクも少なく、判断もしやすいです。スウィングトレードで株式投資になれて来たら、デイトレードもしくは中長期投資へと進んでいってください。

デイトレ、スウィング、中長期の3つを網羅しているカブックス

トレードスタイルは3つあると申しましたが、それぞれに特徴があり、投資家によっても好き嫌い、向き不向きがあります。

同じように株の学校によっても得意、不得意があるのですがカブックスには株を本業としている豊富な講師陣がいますのでどのトレードスタイルについてもきちんとお伝えできます。数ある株の学校の中で、すべてのトレードスタイルについて精通しているのは株の学校カブックスだけです。



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