勝率にこだわってますか?
PUBLISHED: 2019.11.13
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PUBLISHED: 2019.11.13
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こんにちは!
谷口です!
毎年この時期になると秋の紅葉が見頃となって
山々が華やかになっているのですが、
今年はようやく色づき始めた状態で
愉しめるようになるには、
もう少し時間が必要なようです。
毎年、この時期にこうなる確率はどれくらいなのでしょうか?
経験則的にはほとんどこの時期は紅葉シーズンとなっているはず。
多分そうでない年もいくつもあったのだろうけど
毎年のように感じています。
この経験則的なことを数値で表すことなんて
実生活ではする必要もないのでしょうけど
農家の方や観光業の方などは数値で表して
対策をするなどのことはしていると思います。
トレーダーを目指す場合には
当然、勝つ確率を重じて考えると思います。
勝率は当然高い方が良いのですが
勝率90%の投資方法があったら
絶対に儲かると思いますか?
答えは”NO”です。
良く生徒さんから聞かされるのが
「損切りがなかなか出来ない」
「損切りばかりなので、損切りするのをやめました」
など、損切りがうまく出来ないために
「損切り」事態を間違ったトレード方法と決めてしまう傾向です。
テクニカル分析初心者であればエントリーポイントを間違えてしまうのは当然ですからエントリーしてすぐに損切りに合ってしまうのは仕方がありません。
自分の力量が伴っていないのですが、
それでも利益を出したいし、”勝率が低い=損失が増える”と考えて損切りの幅を下げたり、外したりするわけです。
勝率を上げる方法は簡単で、損切りの幅を広げたり損切りを外すと勝率は簡単に上がります。
しかし、こういう事をやっていると”コツコツ利益を出し続けて、1回の損失でドカン”とやられてしまう典型的な負けパターンのトレードとなってしまい、利益が一瞬乗っても最終的に全部取られてしまうと言う結果になります。
トレーダーを目指すなら、これを数値で表して理解しておく必要があります。
資金100万円
1回の利益平均1万円
勝ち9回=9万円
負け1回=無限大(損切りしなかった場合)
損切りを10%にしても1回の負けで全て利益がなくなります。
また、勝率=勝つ確率ですから
この1回の負けが最初に来てしまうこともあるわけで、初めてのトレードで資金が大きく目減りしてしまったり、損切りをしないで塩漬けにして次のチャンスに乗れなかったりする「機会損失」を招きます。
実際高い勝率を維持し続けることは難しく
一時的にでた勝率90%や70%をそのトレード法の勝率と勘違いしてる傾向はよくあります。
ヘッジファンドのスーパートレーダーなどでも
勝率50〜60%という人が多いわけですから
勝率=儲かる
ではないことがわかります。
勝率が50%が標準であれば
高い勝率を求めるよりも
儲かる時と損失が出た時のバランスを整えることが解決策になります。
例1)
資金100万円
勝ちの時=10万円
負けの時=−10万円
勝率50%
もうわかりますね。
利益は残りません。
実はこの方法は最終的に破産する方法です。
例2)
資金100万円
勝ちの時=10万円
負けの時=−5万円
勝率50%
10万円×5回=50万円
−5万円×5回=−25万円
25万円が利益として残ります。
勝率が上がるとメンタルが凹まないので重要ではありますが、
勝率にこだわり過ぎると、損失に対して甘くすることになってしまうので気をつけましょう。
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