1989年、あの時君は若かった。
PUBLISHED: 2019.10.09
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PUBLISHED: 2019.10.09
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こんにちは!
谷口です!
やっと秋になったかな〜と思ったら
最大級の台風とは何事ぞ!
最近の天候も予想できませんが
相場もなかなか予想できないものです。
相場と向き合っていると
当面の予想はつくようになって来ますが
投資の世界に絶対があると勘違いすると
大きな損失に繋がります。
自己流で多いのは”長期投資”の考え方。
長期投資の考え方の基本は”バリュー投資”ですから
企業価値に対して安すぎる状態の銘柄に対して資金を投入することです。
これがファンダメンタル分析ですね。
昨日より安くなったから”買い”はバリュー投資ではありませんし、どこかの株情報から”全力買い”なんてのは絶対やめた方が良いです。
ファンダメンタル分析やテクニカル分析で騰がると思った株を買うわけですが、買ってみたら予想を外して下がった場合、どのように対処していますか?
多くの人は儲かっている場合は単純に満足し
損失が出たら戻るまで我慢しようとします。
ですがここでよくよく考えて欲しいのですが
根拠があって買ったのに下がったと言うことは
その根拠が間違っていたと言うことです。
言い換えれば綺麗な女性だと思って声をかけたら男だった!
なのになぜそこから逃げないのですか?
声かけちゃったから仕方ないのですか?
やはり、声をかけた根拠がなくなったのですから
すぐに謝って本物の女性を探すべきとは思いませんか?
ん〜〜ちょっと間違っちゃったけど
我慢して付き合っちゃうのですか!?
趣味嗜好の問題もありますが
根拠を失ったものに付き合ってはいけません。
あなたがその趣味の人なら根拠通りです。
おめでとうございます!
トレードで言えば業績が良く今後も伸びそうだと思って買った銘柄の下方修正が出たのにナンピン買いをして持ち続けるようなものです。
でもそのナンピンをしながらナンピンと言う魔の手にハマりたかったのなら、それは正解です。
株の多くは戻って来ますからそれに味をしめてしまうと、勝率も高くなり「や〜められまへんなぁ〜」となります。
しかし、いずれ過去の投資家と同じように大損を抱えて退場するか、塩ずけとなった銘柄を何年も眺めるだけの生活になります。
日本の投資家は自己資金をどのように管理し運用していくのか?
投資を博打と勘違いしていないか?
投資をしたいのか?
博打をしたいのか?
を良く考えてみましょう。
また中長期投資が安全で短期投資は危険なのか?
と言うことも考えてみましょう。
昔、バブル目までの日本の個人投資家は長期保有が基本だったのですが、日本市場で6割もの資金を運用しているプロ達は、短期投資を好んでいます。
これは昔も今も変わっていないのです。
バブル後の個人投資家の保有期間は長期投資の考え方は少なくなり、現在は短期投資が中心となっています。
個人投資家が短期投資に変化したのは
バブルを境にしています。
バブル前は買えば上がる相場でしたが
世界3大バブルと呼ばれた1989年12月を境に
大きく下落し、上がっては下がる
下がっては上がるの繰り返しの相場となり
長期で保有しても理が乗らないばかりか
大きく下落してしまう相場で負けてしまうからです。
日本人のお金の考え方はバブル前のままで
その後の経済環境や相場環境に対応できていないのです。
短期に儲けたいけど、のんびりやりたい
ほったらかしにしておいてもいつか経済は良くなるでしょう?
いつも他人任せになります。
この他人任せの考え方が
依存的投資
博打的投資
の根底にあると思っています。
投資は理性を必要とするのに対して
博打は本能でできます。
簡単なのは博打ですね。
勉強も準備も必要ありません。
多くの人が博打をするために
投資の世界から消えていきます。
お金を扱うのですから
お金をどうやって使うのかを勉強しないといけないのです。
日本証券業協会が毎年1000名を対象に取っているアンケートで、負けている人が90%以上いる現実を考えてみましょう。
感だけでこの10%にも満たない勝ち組に入れるのでしょうか?
賢明なあなたなら、「それは無理だな」と理解できるはずですね。
トレードのスタイルも
・長期投資(数か月)
・スイングトレード(1週間前後)
・デイトレード(数分)
・スキャルピング(数秒)
とあるわけですが
せっかちな人が長期投資を選んだり
のんびりな人がデイトレを選んだり
これも良くある間違いですし
長期投資の考え方を持って
デイトレに挑んでも
上手くいくはずがありません。
まずは、自分の生活スタイルがどうなのか?
自分の性格はどうなのか?
長期投資の考え方を
スイングトレードに適応していないか?
など、自分のトレードスタイルを決めることが重要です。
そして、習った手法は習得するまで
”創意工夫”をすることです。
この創意工夫をすることで
手法があなたのものになるのです。
朝から長話の谷口でした。
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