おはようございます!名古屋校の杉原です。

先日、セミナーでこんな質問を受けました。『株は上がるか下がるか1/2(二分の一)の勝負ですか?』という

内容でした。本日はテクニカル分析の根本的なことを少しお話ししたいと思います。

確かに値動きの方向としては上昇か下降しかありません。一見すると質問の通り1/2の勝負に思えます。

ある意味、間違いではありません。確かに物事であれば、基本的には上手くいくか、いかないかという

視点でいえば常に1/2と私も思っています。株であれば、株を買って上昇すると思っていたのに、

逆の結果は可能性として常にありえるわけですから、1/2のような感じがします。

だから、疑いながら仕掛けることは大切だいうことは授業でもお伝えしております。

ただし、ここが重要ですが、テクニカル分析等を使うことによって、本来そのような1/2のトレード思われている

確率を1/2ではなくなるようになります。それは、いろいろな側面がありますが、2/3や3/4もしくは

それ以上にしていくことが可能になります。例えばトレードするポイントによっては確率は1/2でも、

ポイントや要素等が変わることによって50%の勝率を70%、80%と高めていくことができるのが

テクニカル分析になります。いろいろな側面から分析をしていき、できるだけ可能性が高い方にポジションを

持ち続けることで偏りが生まれます。進んでいってほしい方向に偏った分が利益になります。

ゲームを例に挙げると1/2で勝負を決めるゲームで勝ちました。そして次のゲームも1/2で勝つとすると、

2回ゲームをして2回勝っていますから、勝率は100%です。4回ゲームをして3回勝てば勝率は75%です。

元々、1/2の勝負が75%なので、25%勝率が偏りました。要するに勝率が25%増えたということです。

100%であれば50%に対して50%偏っていますから、利益は2倍になっています。この50%を超えた部分が

いわゆる成功部分になります。株の取引の考え方として1回のトレードにおいて、可能性の高い方に

トレードし続けるということです。

確かに1/2の確率ではあるんですが、実は内在的に可能性が高い方というのが存在します。

それを見極めるために、情報と知識を使い可能性を上げていきます。なので知識や情報があることによって

可能性の高い方を見極められるわけです。ただし、その情報や知識が正しくなくてはいけません。

みなさんは、なぜ授業で勉強をするのか?というと、それは正しい情報と知識で常に可能性の高い1/2を

選び続けることができるようになるためなんです。もちろん知識、情報があっても全く失敗がないわけでは

ありません。可能性の高いトレードを選んでも失敗もあります。しかし、それでも可能性の高いトレードは

やっぱり可能性が高いんです。

なぜなら世の中には、そうして富や成功を収めた人たちがたくさんいるからです。

その理由は授業でもお伝えしています。そして、回数を重ねたときに成功へ偏り始めます。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。