こんにちは。

カブックスの竹重です。


先日、こんな質問を受けました。

「最近、良い銘柄が見つからないんですが、どうすれば良いですか?」

日経平均の動きが荒く

トレンドが発生しづらい今のような状況の時には、

売買に適した銘柄が見つけにくい時があります。

このような時、どうすればいいのか……。


対処法は二つあります。

一つは、「何もしない」ということです。

「何もしない」と言っても、

銘柄探しや監視をしないのではなく、

無理な買いや空売りを行わない。

要するに、

「ルールに従った結果

買える株がないならば、

株を買ってはならない」と

いうことです。


株式投資はハンティングに似ています。

野生動物のハンターは、銃を構えて伏せると、

獲物がやってくるまでじっと待つそうです。

自分から獲物を求めて動き回るのではなく、

獲物の方から射程に入ってくるまで、じっと待つ。

何故かと言うと、野生動物を追いかけていったとしても、

決して追いつけないからです。

それならば、向こうが警戒を解き、近寄って来るまでじっと待つ。

そして、自分の射程距離に獲物が入った瞬間に、

素早く引き金を引く。

このようにして、ハンターは、野生生物と渡り合っているのです。


株価も、野生生物と同様で、

自分の意思で動かせることは、ほとんどありません。

よっぽどのお金持ちでもなければ、

自分の行動(買いや空売り)で相場を動かすことは不可能です。

ですから、我々個人投資家は、

良い銘柄がないときは、

無理に株を売買せずに、チャンスを待つことが重要です。

候補となりそうな銘柄を探し、

日々の値動きをチェックしておくのです。

そして、自分の射程距離に入ったとき、

つまりルールがYESと言ったとき、さっと買いや空売りを行う。

これが、株式投資で勝率を上げる秘訣です。


もう一つは、

「候補銘柄を増やすことのできるルールを新しく取り入れる」

ということです。

ハンティングの例で言えば、より射程距離の長い銃を手に入れる、ということです。

ただし、ルールを増やすには、

経験と学習が必要ですので、慎重に行う必要があります。

まずは、「ルールに合う銘柄がないときは、監視のみにとどめる」ということを

念頭に置いていただければと思います。


難しい相場が続きますが、

慌てて株を売買することなく、

前向きに乗り越えていきましょう!


最後まで読んでいただき、有難うございました。