おはようございます!名古屋校の杉原です。

今週はFRBが月曜日に緊急で会合を行い、そこで利下げを発表しました。

突然、こういった措置が取られ私も少し驚きました。本日はこのことについて少し触れてみたいと思います。

このFRBというのはアメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関というのがあります。

この機関は、日本でいうところの日本銀行と同等になります。一度は聞いたことがあるかもしれませんが、

会合というのは米連邦公開市場委員会(FOMC)というアメリカの金融政策を決定する会合のことになります。

このFRBが開催するFOMCという会合は、年に8回開催され、景況判断とそれに合わせた政策金利の

上げ下げなどの方針が発表されます。

議長は名前は聞いたことがあると思いますがジェローム・パウエルという方です。

アメリカにおける政策金利となるのはFF金利(フェデラル・ファンド・レート)で、アメリカが利上げを

したとか、ゼロ金利政策を導入したとニュースで耳にした場合は、FOMCによってFF金利が変動したという

ことです。

ちなみにFF金利とは、アメリカの銀行が連邦中央銀行に預けている準備金にかかる金利で、

短期の指標金利となります。

現在日本の政策金利となっている無担保コール翌日物のレートに相当するものだと思ってもらえばいい火と

思います。

また、FRBの動向がニュースで頻繁に取り上げられるのは、それがアメリカ国内のみならず新興国や

原油などの商品市場などの各マーケットにおける価格変動に影響を及ぼすためです。

あくまでも一般的な話ですがFRBが利下げを行うといろいろな指標に影響があると考えられます。

例えばドル相場であればドル安になりやすいですし、アメリカの株価は上昇傾向になると言われています。

日本であれば円相場は円高に日本の株価も上昇しやすいと言われています。

これは今回の大暴落によって下落した価格を少しでも戻したいという措置かと思います。

もちろん、全てその為だけではありませんが、FRBが利下げをすると、アメリカの金利が低くなります。

市場の資金は金利の高いところから低いところへ流れるのが基本的な考えになります。

しかし、これはあくまで一般的な経済の原則にそったものになりますので注意して下さい。

実際の相場はこの通りに動くとは限りませんのでご自身で確認して下さいね。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。