おはようございます!名古屋校の杉原です。

授業で生徒さんとお話を聞いているとトレードルールを時々守っていないという方が見えました。

そこで本日はトレードルールを守ることについてお話ししたいと思います。

みなさんトレードしていてルールを決めていると思いますが、大切なのは、それをきちんと守れているか

ということです。

当然、エントリーする前はこうなったら、こうするというシナリオを立てて注文をしているかと思います。

しかし、ポジションを持った後、値動きによっては最初に決めておいたトレードルールを変更したりしてしまう、

あるいは途中でロスカットや利確の注文自体も入れていないという場合があるそうです。

トレーダーというのはトレードにおいて売買ルールを守るということは基本中の基本となります。

トレードで利益をあげていくには一発逆転ホームランのような一度にとても大きな利益を取っていくのではなく、

正しい理論に基づきルールを作り、そのルールを淡々と守り続けることが大切になります。

なんとなくやその場の思い付き、自身の勘によってトレードしていると安定して利益をあげることも、

損失を限定できず、一回のトレードで大きな痛手を覆うことにもなりますし、トレーダーとしても

経験を積んでも、なかなか成長することができません。

もっというと、だんだんと何が正しいのか分からなくなり、スランプに陥ったりしてしまいます。

では、なぜルール守ることが大切なのか?ということですが、みなさんご存知かと思いますが、

大数の法則というのがあります。

大数の法則とは、確率論・統計学における基本定理の一つで、簡単にいうと偏りのないコインを無限回投げれば、

表が出た割合は 1/2 に限りなく近づき偏りのないサイコロを無限回投げれば、出た目の平均は 3.5 に限りなく

近づくという感じです。どんなに優れたトレーダーでもロスカットすることはあります。しかし、有利な局面を

見つけ出し、そういった有利なポイントでトレードし続けることで資産を増やしていけるという大数の法則を

利用した戦略は一つの方法になります。

せっかく正しい理論で正しいルールを設けていても、ころころとルール変えてしまったり、破ってしまっては

一時的に利益を得ても将来的に資産を減らしてしまうことになってしまいます。トレーダーはルールを

守っていかなければ資産を増やしていくことはできません。また、分からない時は授業等で聞いて下さいね。

少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。