生徒さんから、

「そろそろこの銘柄買いですかね?」

と相談される銘柄があります。

『そろそろ』

と言われるように、

ずーっと低迷している銘柄が、

「株価も割安だし、もう上がってくるのではないか?」

と思われるようです。

ですが、

「天井3日、底100日」

という相場の格言があります。

 

過熱した人気によって上昇した株が、

その後どのような動きをたどるのか?

ということを示すものです。

特に話題性によって大きく上昇した株などは典型的で、

高値掴みをしてしまって含み損を抱えている投資家が、

上値が抑えつけられやすくなっており、

そこから上がりにくい・・

一度下がった株価が戻すには、

それなりの時間とエネルギーが必要です。

底100日(約3カ月と数日)

というわけです。

底だと思って買っても、

しばらく株価が上がらない・・

 

また相場が大きく上昇しているような場面では、

天井付近にいる期間は極めて短い。

天井3日というように、

利食いタイミングの判断が遅くなってしまうと、

逃げられなくなってしまうのですね。

 

落ち始めた株価は整理が進むまで時間がかかる。

というわけで、売買のタイミングは、

安易に判断せず、

しっかりテクニカルで買いポイントを探し、

利食いのタイミングも大きく欲張らずに、

「天井3日」と心得てさっさと売る。

 

売買のタイミングは慎重に、

判断を早くしていきましょう!