先日ラスベガスで銃乱射事件がありました

史上最悪の被害ということで、今後「銃規制」が

米国にて問われることになりそうですが

いつも銃撃事件があっても規制はされずにきました。

恐らく今回も銃規制は行われずに、現状維持のまま行くでしょう。

日本人なら信じがたい銃社会のアメリカですが

「なぜ規制がかからないのか?」

よく言われる全米ライフル協会の政治的圧力がありますが

 

それだけではありません。

そこにはアメリカと言う国の成り立ちがあります。


中世ヨーロッパの政治を支配したのは重装備騎兵の「ナイト」

でした。

槍をもって鉄の鎧きて馬に乗り、敵を倒す!

「ナイト」の強さは圧倒的だったのです。


イギリスも中世は「ナイト」が支配していました。


トランプカードのキングが剣を持っていることでもわかるように、
王様も戦士階級だったのです。


その「ナイト」たちは対抗できる勢力がないことに

散々横暴をします。

地域の村に行って

年貢をふんだくる。何やってもよい・・。

挙句の果てには「初夜権」なる

村の結婚式に行ってお嫁さんふんだくっても許される

特権まであったのです。


ちなみにモーツアルトの「フィガロの結婚」は初夜権をテーマにしたものです。

そんなめちゃくちゃナイトたちを

一掃する出来事がありました。

「銃の登場」です。

ナイトが重装備武装しても

銃がそれを貫く!!

要するにそこらへんの八百屋の親父でも

「ナイト」を倒せるようになったわけです!

アメリカの独立戦争とは

単にイギリスからの独立を勝ち取った戦争ではありません

貴族からの解放「市民革命」だったのです。

戦士階級から自由を勝ち取ったのは「銃」だったからです。


アメリカ合衆国の独立宣言をしっかり読んでみると

少しほかの国とは違うのです。

そこには「我々は権利があり、皆で選んだ代表者が横暴するときには、新しい組織をつくる

ことを認められる」

とのフレーズがあります。

ようするに「私たちはあたりまえの権利を神様から与えられているので、横暴はもう許しません。そのために自分を守るために皆で投票して代表の方を選びます。しかしその代表の方が悪くなった時は自分たちの銃で撃ち殺して新しい代表を選ぶ権利があります」ってな内容と似たり寄ったりなのです。

 

合衆国憲法は各一人が銃を持ち革命権を与えられているということです。


ヨーロッパでも銃を持てる国はありますが、アメリカは自動小銃や懐にも隠せるハンドガン

まで所持を認められている州があります。


アメリカの銃と言うのは革命権の保障ということでもあります。


もう一つ根底に言えば、アメリカは多種の人種や民族がいるため、僕らが思っている以上に

民族同士が仲が悪いのです。

これからもアメリカで銃乱射事件は起こるでしょう。